第4話 調査
いつも通りに初級ダンジョンにいく。
ゴールドスライム収集してカードを確認、火魔法、水魔法、アイテムボックス。
これアイテムボックスを売るだけで生活できるんじゃないだろか?
さてスライム収集して倒してと、アイテムボックスにドロップ品を収集していく。
二層と三層も同じようにやって、今度はギルドビルにいく。
もう重く感じない剣の束を台車に置いて、他のドロップ品を出していき、五十万ほどのお金をもらう。
初級ダンジョン最高だぁー!
「貴方ちょっと話があるんだけどいいかしら?」
青い髪のお姉さんに声をかけられるが、怪し過ぎるだろ?
「なんですか?」
「ちゃんと話がしたいの、そこのテラスでどう?」
「はぁ、いいですよ」
なんだろう?なんかばれたかな?
「貴方の行動を調査させてもらったわ」
「は?勝手に?」
「そこはごめんなさい」
「…で?」
「ちゃんとはわからなかったのが一点、あとアイテムボックス持ちよね?」
「はぁ、そうですけどなにか?」
もうこの時点ですぐに帰りたい。
「貴方の行動を調査して悪かったと思ってるわよ。でも、おかしな行動をとってたら誰だって調査するわよ」
「俺のどこがおかしいんだ?」
「まず、初級ダンジョンで五十万稼ぐ人なんかいない。あの量の剣を運んでこない」
「あー、今度からちゃんとしよ」
「あと、昨日の中級ダンジョンでの出来事は貴方よね」
「あー、そうですね、気をつけます」
考えればおかしな行動してるよな。
「それで。私と組まない?」
「は?」
「私と組んでくれないかな?」
「はぁ?なんでよ」
こんな綺麗な女の人だけど信用できないな。
「私と組めばもっと稼げるわよ?」
「ん、信用出来ないから無理だな」
「いや。それはちゃんと謝ったじゃない」
「俺はそういうのは勘弁なんだ」
父ちゃんと母ちゃんを見てるからな。
「でも、これはチャンスなのよ?」
「何がチャンスだよ、あんたのチャンスだろ?」
「いや、そういうわけじゃ」
「悪いけど信用できない相手とは取引しないから」
「あ、あとで泣きついてきても知らないわよ?」
「どうぞご勝手に」
テラスを出てステータスを更新する
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レベル63
力 B
体 A
速 B
知 B
魔 B
スキル 収集 分別 アイテムボックス 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 鑑定 合成
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ウオッ!すげー上がってんじゃん!
すぐにどいて自分のステータスカードを見入ってしまう。一流の冒険者でもレベル50あればいい方だぞ。
ステータスカードをポケットに入れるフリしてアイテムボックスに入れる。
中級ダンジョンに行こう。
ゴールドスライムを倒してカードをゲット。三枚あり、鑑定、剣術、剣術だった。
二層に行き、ブチコボルト収集であってたらしく、三匹のブチコボルトを倒して電撃の短剣をアイテムボックスにいれる。
三層は人気のないところでスネークマン収集をかけると赤いスネークマンを発見!倒して他のスネークマンも倒して行く。ドロップ品の中に赤い皮と魔石があった。
四層はスケルトンナイト。
普通に倒して行くが、やっぱり気になるレアモンスター。だが見つけた!盾が豪華だからすぐ分かった、鑑定するとスケルトンチーフらしい。倒すとちょっと良い盾を落とした。アイテムボックスに収納。
五層に入ると、並んでいる。
どうやらボス待ちのようだ。しょうがないから待っていると、青い髪の女がまた来ていた。どこまで着いてくんだよ。
ようやく俺の番になったので入る。
鑑定で見るとホーンブルらしい、一撃で仕留めると肉と毛皮と牙、あと魔石を落とした。宝箱はないらしい。
六層に進むと人がまばらでやりやすくなったな。マーマンらしく、人気のない場所でマーマンを収集!緑のマーマンの中に水色のマーマンがいた。まぁ全部倒すけど。
ウォーターマーマンはネックレスを落とした、水耐性10%らしい。
七層はスラッシュモンキー、いつも通り人気のないところで収集し、色違いのスラッシュモンキーも倒す。レッドスラッシュモンキーらしく赤い宝石と魔石をドロップ。他は爪と魔石だ。
このまま十層までいこうとしてたのに、青い髪の女が立ち塞がる。
「なんだよ?」
「チャンスをくれない?」
「なんのだよ?」
「貴方の信用を取り戻す為の」
「無理だ」
「どうして?」
「俺のことを調べたんじゃないのか?」
「調査はしたわ。でも調べたわけじゃない」
「なら知らないだろうから今回はなかったことにしてやるから、とっとと失せろよ」
「なぜ!ただ貴方の事を調査しただけでしょ?それが気に障ったなら謝るから」
「俺は俺を利用しようとする奴が大嫌いだ!それくらい自分で調べろ」
俺は青い髪の女をどかして八層に降りる。
八層、九層と普通に進んで十層のボス、ミノタウロスを倒すと、宝箱を開けて中身を取ると転移陣で一層に行き、そのまま家に帰った。
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