店長とバイト〜日差し〜

「店長、日差しヤバいですよ。」スーパーの入口を見て店長に報告した。

「あー可哀相だね。バイトちゃんの帰る時は多分一番暑いよ。今日自転車でしょ?」

「店長なんてこと言うんですか。酷いですよ〜。勿論自転車ですよ。」

「あはは、ごめんごめん。」悪びれた様子はなかった。

「でも店長、私帰るの16時ですよ?そこまで暑くないんじゃないですか?」

「いや、暑いよ。」

「なんで断定なんですか。良くないですよ、本当になっちゃいそうなんで。」店長が言うことだから笑い事にならなそうだ。

「だって16時だと普通に日出てるでしょ。」

「あー確かにそうですね。」少し和らいでいないかと思うけれど夏だからそんな甘くないか。

「すみませーん。」お客さんに呼ばれる声が聞こえた。

「いらっしゃいませ。ただいまお伺いします。」

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