店長とバイト〜予言〜

「店長、雨降りそうです。」

「あー、多分ね3時頃から降るよ。」

「え、私がバイト上がる時間じゃないですか。天気予報見たんですか?」

「全然見てないよ。」

「え、なら店長の言う事大体当たるんで止めてくださいよ。」

「えー?はは。」

「言霊って知ってます?」

「うん、知ってるけど。」

「じゃあ嫌がらせじゃないですか!」

「いや、お茶目なだけでしょ。」


〜バイトを上がる時間〜

「じゃあお疲れ様です〜。」

「はーいおつかれ。あ、路面濡れてるね。」

「え、雨降ってるんですけど!店長が言ったからじゃないですか!自転車なのに〜。え濡れるとか本当に嫌なんですけど。」

「いやぁ、こういうのってたまに当たるよねぇ。」

「分かっていて言うの止めてほしいです。じゃあ、私が帰ってから忙しくなりますよ。じゃあお先に失礼しまーす。」

「ええ、それ言って帰っちゃうの〜?」

「はい!お先に失礼します。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る