第四回 ラジオ芸人の番組は面白いって話

 その日はかえってゆっくりすることにした。

「昨日のラジオでも聞こうかな。ほんとこの芸人さんたちの番組面白いな。二時間のうちほとんど同じ話してるけど笑 あの番組出るんだ見てみようかな。」

 ラジオあるあるかもしれないけどラジオで知った芸人が出ている番組をみてはまったりすることが。かく言う私がその一人なのだ。

「明日学校に行ったらどうやってラジオするのか聞かないとな。ほんとどうやってするつもりなんだろう宮瀬さん。」

 ひとまずその日は寝ることにした。



 翌日の放課後さっそく宮瀬さんに呼び出された。なんでもいい方法を思いついたらしい。いささか不安だが行かないことにはわからないので彼女のもとに行ってみることにした。なんでも二回の空き教室にいるらしい。

「こんにちは宮瀬さんどんなことを思いついたの?」

「涼風さんヤッホー!それがね、」

「私ラジオ部を作っちゃえばいいと思うの!もう申請も出したのよ!」

 この人は何を言っているんだろうか。一瞬頭が処理しきれずにシャットダウンしそうになったが何とか阻止した。

「え、ラ、ラジオ部!?それに申請もしたってどういうこと?そもそも部活申請には最低でも三人は必要なはずよ。」

「そう部活にしちゃおうかなって、そしたら機材も備品も学校が買ってくれるし最高じゃん!まあでも確かに三人いるのも知ってて一応申請出したけど多分通らないと思うの。それでね、今日はその相談をしたいなって思って涼風さんを呼んだの。」

 なるほど一応宮瀬さんもいろいろ考えてのての行動なのねちょっと勘違いしてたわ。

「なるほど分かったは部活にするのはいいとして三人目のあてはあるの?」

「それが当てはないんだけどラジオって作家さんが必要じゃんだから話が書ける人がいいんじゃないかなって思っているんだけど。」

「確かに作家さんは大事ね。誰かいるかしら。」

「わかんないけど私の友達に聞いてみるね知ってる人がいるかわかないけど。」

「わかったわそれは任せることにする。私も機材だったり一応数少ないけど知り合いに聞いてみるわ。」

「うん!早く部活ができるといいな~」

 こうして、作家担当を見つけることになった。

 正直私が書くつもりだったけど専門の仲間がいるといないではだいぶ違う。

「じゃあ私は帰るわね。また何かあったら連絡してね。楽しみな番組があるの」

「涼風ちゃん何の番組見るの?」

「秘密よ。」

「え~教えてよ~」

「ラジオ芸人の番組は面白いって話よ。」

「どういうこと?」

「何でもないわ?じゃあまた明日ね。」

「うんじゃあね!」

 そんな会話をして帰ることにした。

 てか涼風ってさりげなく変えてきたときはびっくりしたけど悪い気はしないわね。

「作家さんかほんとに見つかるかな。」

 不安なことばかりです。

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