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コメント失礼します。
切なくも温かく、ほろりとくるお話でした。
苦労が絶えず、余裕がないとついつい負の感情が加速してしまいますが、
アキラくんとのやり取りで、大切な記憶や気持ち、目の前の大事なことに気づいていくのがすごく素敵に感じました。
回り道をしたからこそ自分や相手の中に残るものもあるんじゃないか、と思えました。
このお話のママさんも、そのお母さんも、たくさん頑張ることのできるすごい方ですね。ストーリーだけでなく、そういう面でも素敵だと思いました。
作者からの返信
きみどりさん
星と応援コメントありがとうございます。
企画者のクロノヒョウさんを以外では、生涯の初コメントだったので、
飛び上がるほど嬉しかったです。
私が伝えたかったことをきみどりさんに感じていただけたようで、
企画に挑戦してみてよかったです。
ママとそのお母さんを素敵な人として表現したかったですし、
その素敵さは、完璧な人間性ではなく、日々の辛さで揺らぎつつも
歯を食いしばって愛情を注ぐ点と意図していました。
また、より俯瞰すると、きみどりさんを含めて、読んでいただいた方も
きっと回り道をしながら、それぞれの場で頑張っていることに対する
エールの気持ちで書きました。
素敵な物語ですね。
序盤の方はどうなっていくのか少し心配だったのですが、
クーポン券が出てきたことで、大切な何かを拾ったのだと思います。
最後の一行で少しウルっとしました。
主人公の子供が箱をひっくり返したのはどういう理由があったのか。
色々と考えてしまいます。
作者からの返信
雲下うさぎさん
レビュー、応援コメント、星に加えて、キャッチコピーまで、
本当にありがとうございます。
人生で初めてレビューとキャッチコピーを書いていただいたので、
めちゃくちゃ嬉しかったです。
人生近道クーポン券という響きに否定的なニュアンスを感じて、
券を使わずに、歯を食いしばって頑張るラストがまず浮かび、
そこに至るまでの起伏として、序盤は露悪的な描写を意図しました。
字数制限で少し削ったくらいです。
最後の一行は、当初の構成には無かったのですが、
自然に浮かんできて、私も気に入っています。
共感いただいて嬉しいです。
ダンボール箱のひっくり返しについて、
構成上は、最後の一行につなげるために、
中身に相当接触してもらう必然性もありますが、
この年代の子どもは訳の分からない行動をとることと、
そういう行動こそが近道ではなく回り道であることは、
意識しました。
やや後付感もありますが。