185.猫と3番目のお嫁さん(下)
マットに横たわる彩ちゃんは、自分を抱きしめるようにして身体を丸めている。
「…………」
だから、僕もその横に寝そべるなら、後ろから抱きしめるような形になった。
「…………」
「…………」
彩ちゃんは僕を見ず、無言だ。
僕も無言のまま、行為を始めた。
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カクヨム運営からの指導によりここにあった内容を削除しています。
理由:過剰な性描写
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行為の後、僕の胸に顔を擦り付けながら、彩ちゃんが言った。
「占い? ああ、あれですか……私は『どっちでもいい』って出ましたね~」
パイセンが言ってた、いま妊娠するべきかどうか教えてくれるという占いのことだ。
「学校やMTTのことを考えれば、いま妊娠するのは不味いと思うんですけどね……でもMTTはいいかって気もするんですが……学校ですよね。雇ってもらったばかりだし、探索部のこともありますしね……あ~でも、遅いかなあ」
遅い?
「光君と付き合ってるじゃないですか。遅かれ早かれバレるっていうか、隠しきれるもんじゃないと思うんですよ。実際、ネットじゃ完全にバレてますしね……まあ、付きあい始める前に撮られた写真がソースの、推測に過ぎないんですが……
いや、それ僕のせいでもあるし……
「あ~、光君のせいじゃないですから。生徒の光君に手を出した、私の責任ですから。でも……出会ったときは先生と生徒じゃなかったし……いやそれは関係ないか」
話しながら、彩ちゃんは僕の身体を撫でたり、キスしたりしていた。
行為を、気に入ったみたいだ。
「もっと……こんなに気持ちいいなら、もっと早くすれば良かった……でも、光君以外とはしたくないな……うん。光君とじゃなきゃ、やだ」
言いながら、僕の指を口に含む。
(可愛い……)
あんまり可愛いので、それから2回、僕は彩ちゃんに覆い被さって、行為したのだった。
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お読みいただきありがとうございます。
過去作の再掲ですが、投稿開始しました。
さんごの過去を描いた作品です。
猫は世界の支配者だった! ~失恋と死を経て、もっさり令嬢が人生をリスタートします~
https://kakuyomu.jp/works/16818093073012635449
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