第8話 刑事の訪問
ゆいに、いちかがいろいろ話をしていて、逆バーナム効果の話に入ってくると、気付かなかったが、時間はすでに夕方近くになっていた。午前中にやってきていたのに、まさかこんな時間になっているとは思っていなかったというのが、いちかの考えであったが、それ以上にゆいの方では、
「あれだけ悩んでいて、顔色も悪かったであろう自分が、こんなに元気になるのだから、これくらいの時間が経っているとしても、それは別におかしなことではないわよね」
と思っていた。
だが、話に切れ目がなく、ずっと話をしていたのだから、二人は基本的に時間の感覚がマヒしていたことは間違いないようで、完全に二人だけの世界に入り込んでいたと言ってもいいだろう。
それをぶち破ったのは、激論を重ねているはずなのに、静寂の感覚があったのか、急に電子音が鳴って、それが来客を告げるものであることに、来訪者のゆいはおろか、住人であるいちかまでが気付いていなかったということは、やはり、それだけ二人だけの世界に入り込んでいたということだろう。
「ごめん、誰か来たみたい」
と言って、いきなり現実に引き戻されたゆいは、しょうがないと思いながらも、セックスをしていて、いけなかった時のような不満がたまってしまったような気がして、若干苛ついていた。
「はい、どなたでしょう?」
といちかが、インターホン越しにそういうと、
「私はこういうものです」
と、写真付きの黒い手帳を示された。
「刑事さんが私に何か?」
と、ゆいが一緒にいることで気まずいと思ったが、却って、度胸が出た気がしていた。
「ええ、ちょっと、永瀬いちかさんにお伺いしたいことがありましてね」
と言うので、
「ええ、どうぞ」
と言う会話を聞いたので、
「じゃあ、私はこのあたりでお暇しますわね」
とゆいが立ち上がったが、その前に刑事が入ってきた。
「ああ、ご来客中でしたか?」
というので、
「ええ、前に勤めていた会社の同僚だった女の子なんですけどね」
というのを聞いた刑事は、少し考えてから、
「あなた、お時間おありですか? よければ、ご一緒にお話が伺えればいいんですか」
ということであった。
普通であれば、一人の主婦を訪ねてきたのに、もう一人を一緒に聞き取りをするというのは、別に、犯人扱いをしているわけではなく、ただの参考意見を伺うという意味での訪問ということなのか。そして、その案件と、いちかが前に勤めていた会社とが何か関係があるということなのか、そんなことを考えながら、刑事が話し始めるのを待った。
とりあえず、紅茶をさっき作ったので、来訪してきた二人の刑事の分を作って、二人の前に置いた。
「ほう、ローズの香りですね」
と言って、刑事は、紅茶の香りに感じ入っていた。
ローズと聞いて、ビクッときたのは、ゆいだった。さっきまでバラの話をしていたからだったが、さっきは、話に夢中になりすぎていたからなのか、ローズの香りにさえ気づかなかったということは、それだけ話に集中していたということであろう。
「おかまいなく」
と口では言った刑事だったが、一口おいしそうに口に含むと、
「これはうまい」
と、感心していた。
それを見て、いちかは微笑んでいたが、先ほどとは明らかに違う。さっきまでは完全なマウントを自分が握っていたにも関わらず、突然の刑事の出現で、さっきまでマウントを握っていた相手の前で、このような醜態を曝け出すことになるなど、想像もしていなかったと感じていることだろう。
「ところで刑事さんは、何を聞きたいのでしょうか?」
いちかが聞いた。
「あなたは、袴田正幸という男性をご存じですか?」
と刑事に聞かれて、いちかは、一瞬声も出ない様子だったが、それよりも、奇声を挙げたのは、ゆいの方だった。
「えっ?」
と思わず声が漏れてしまった。
それには、その場にいた三人が、ゆいを見つめることになったのだが、最後に遅れて顔を見たのが、いちかだったのだ。
「あなたは、袴田という男をご存じなんですか?」
と言われて、
「ええ、袴田さんは、、私の婚約者なんですよ」
というのを聞いて、二人の刑事はビックリしていた。
しかし、それを聞いてもいちかはビックリしていなかったが、いちかは知っていたのだろうか?
少なくとも、ゆいが自分から話したという覚えはなかった。ゆいの中でいちかに対しての疑惑が盛り上がった。
「でも、袴田さんのことでどうして私のところに来られたんですか?」
というと、
「実は、先日、強盗傷害未遂事件がありまして、その容疑者が、自分のアリバイ証言として、袴田さんと偶然出会ったという話があったんですが、その話の信憑性を取るために、袴田さんの行動もこちらで把握する必要に迫られたんです。袴田さんがいうのは、その日、永瀬いちかさんと会って、話をしたと言っていたんですよ」
ということで、いちかは、犯行日を聞いて、手帳を見ると、
「ええ、確かに袴田さんとはその日お会いして、お話をしました」
「差し支えなければ、どのような?」
「実は、自分には結婚したい人がいるんだけど、いろいろ迷うこともあって、自分には、女心が分からないので、いろいろ相談に乗ってほしいと、以前から、ちょくちょくお話に乗っていたんですよ。その日も、その一環でした」
といちかがいうと、
「永瀬さんと、袴田さんはどういうご関係なんですか?」
と訊かれて、
「うちの旦那が、袴田さんと同じ会社の同僚なんです。袴田さんはよくうちに来られて、旦那にいろいろ相談していたんですよ」
ということだったが、
「旦那さんは、今は?」
「長期出張中なんですよ。プロジェクトリーダーを任されたみたいで、半年ほど留守にすることになっているんですが、今はその二か月目になります。だから、袴田さんの話も聞いてあげていて、ここにいる前の会社の同僚であった、松本さんの話も聞く時間があるわけなんです。私としては、寂しさを紛らわすくらいの気持ちだと言ってもいいかも知れませんね。でもまさか。親友のゆいが、袴田さんの婚約者だっただなんて、私は知らず知らずに二人の仲に入っていたというわけだったんですね」
と言った。
それを聞いて。刑事もうんうんと納得していたが、すぐに振り返って、今度はゆいに聞きたいことがあるようだった。
「そうですか、では、今度は永瀬さんにお伺いしたいんですが、あなたは、山内という男をご存じですか? 山内和彦というんですが」
と言われて、別にビックリした様子もなく、ゆいはあたりを見渡すように、
「いいえ、知りません」
と言った。
「そうですか、実はですね。この山内という男が今回の事件の重要容疑者として逮捕しているんですが、どうも、松下ゆいという女性に聞いてほしいことがあるというんですよ。あの日、つまり、袴田さんと出会った後に、あなたとも会ったというんです。でも、あなたは知らないんですよね?」
と言われて、
「名前にはピンときません」
というので、刑事が写真を見せると、
「ああ、この人なら、以前、私の会社にクレームを言いに押しかけてきたことがあって、私が応対したことがありました。最初はものすごい剣幕だったんですが、私と話をしているうちに落ち着いてきて、最後は恐縮して謝ってくれたんです。あそこまで変わる人も珍しいので、覚えていました。人相が悪かったので、最初は怖かったんですが、あの人はそれから時々道で会うようになって、いつも挨拶をしてくれるようになったんです。お名前は最初の時に聞いたかも知れませんが、何しろすごい剣幕にビビッてしまっていたので、名前は憶えていませんでした、そうですか、あの方が山内さんなんですね?」
と、ゆいは言った。
「ということで、再度この写真を見て。見かけたという覚えはありませんか?」
と言われたが、ゆいとしても、
「私の記憶が曖昧なのですみません、私はあまり人の顔を覚えるのが得意ではないので、ちょっと自信がないですね」
というと、
「でも、写真を見た時は思い出したんでしょう?」
「ええ、この形相ですからね。ですから、逆にあの時、そんな形相の人を見た覚えがなかったんですよ。見ていればすぐに思い出すんですが、ここで思い出せないということは、やっぱり見ていないんだと思います」
とゆいが言った。
「なるほど、顔というよりも形相ということですか?」
と刑事が訊くと、
「ええ、そうです。だから、自信がないと申し上げたんです。顔を覚えられないから形相でしかないんですよ。それなのに、どうして、自信を持って答えられるというんですか? この話は、一歩間違えれば、無実の人に罪を着せてしまうという冤罪になってしまうんですよ。そんな十字架を背負って、これから生きていきたくはないですからね」
と、ゆいは、毅然とした態度でいった。
これにはさすがに、いちかも驚いた。
――こんなにハッキリと言える子だったんだ――
と感じたからだ。
自分の前ではいつも自信がなさそうにしていて、だからこそ、自分を頼ってくるからだ。
「私は、本当に自分に自信がないんですよ。例えば、誰かと待ち合わせをしたとしましょうか? その人が来なかったら、、いちかは、どれくらい待てる?」
と聞いてきたことがあった。
「そうね、私だったら、二十分かな? ギリギリ我慢して三十分がいいところだと思うのよ」
といちかは言った。
「三十分というのは、短い気がするわ」
というと、
「じゃあ、ゆいはどれくらい待てるというの?」
と聞くと、恐るべき答えが帰ってきた。
「そうね、自分の体調が悪くなるまで、待ってるかも知れないわね。もっとも、それまでには絶対に皆来るんだけどね」
と言った。
いちかが、目を見張っているのが分かる。
「どうして? しかもあなたから、そんな言葉が出てくるなんて」
といちかは言ったが。確かに、いちかは気が短い方で、待ち合わせでなければ、諦めも早い方だった。
スポーツの試合を見に行った時でも、ひいきチームが負けていれば、途中ですぐに帰ってしまうことも多かったのだ。
「どうしてそんなに諦め早いの?」
と聞くと、
「別に諦めたわけじゃないのよ。このままいると帰りはラッシュでしょう? 今だったら、ゆっくり帰れる。もう、試合は堪能したから、私はいいの」
と言っていた。
いちかも、それくらいのことは分かっていたので、ゆいに反対する気持ちはなく、一緒に引き上げるのだ。このあたりは自分と似ていると思っていたいちかだったので、ゆいが待ち合わせで、いつまでも待っているという言葉にはビックリしたのだ。
「私はね、基本的には現実主義者なのよ。でも人と待ち合わせの時は、いつ来るか分からないので、その人を一生懸命に待つの。その理由は、たぶん自分に自信がないからなのよ」
とゆいは言った。
「自分に自信がないと、待ち続けるの?」
「ええ、もし、後から来たら、自分が後悔するのが分かるし、後悔しているのに、帰ったことで何か言われると嫌でしょう? 確かに遅れる方が悪いに決まっているんだけど、私は、納得できる形で着地したいの」
とゆいはいうのだった。
「そっか、自信がないということは、確かに言えるかも知れないわね。ひょっとしてという言葉をその間に何度自分にいい聞かせることになるのか、その都度、無意識かも知れないけど、自分に自信がないということを、自覚していることになるのよね」
と、いちかは言った。
さらに、
「肩や、現実的であるくせに肩や、真面目だということは、全体を含めて、自分に自信がないからなのかも知れないわね」
と続けた。
だから、いちかの強い部分と、弱い部分を見ているので、先ほどの刑事に対する毅然とした態度に対して、最初は、
――これって本当にゆい?
と感じたが、すぐに我に返ったように、
――ああ、やっぱりゆいなんだ――
と感じたのだった。
いちかはそんなゆいを見ていると、本当に自分も自分に自信がないのかも知れないと感じるようになっていた。
ゆいは、自分で感じているよりも、よっぽど自分に自信を持っている。いや、自信を持てるようになってきたのだということを感じてきたのだ。
刑事はゆいの毅然とした態度に驚いて、いや、驚いたように見えたが、結局、それ以上は何も聞かなかった。いちかは、この事件に興味を持ったのか、
「刑事さん、お話できるところでいいので、この事件が一体どういうことだったのかというのを、教えてくれると嬉しいですね」
と言われた刑事は、
「そうですか。お二人とも、まったくこの事件について知らないわけですね?」
と言われて、いちかは。
「ええ、知りません。今初めて聞いたというのが事実です。ゆいは、どうなの?」
と聞くと、
「ええ、私も知りませんでした」
という答えが返ってきた。
「そうですか、最近、この街は平和だったので、警察では今、一番の事件にしていたんですよ。言われてみれば、新聞の記事も小さなものでしたからね」
と言って。事件のあらましを話してくれた。
「じゃあ、防犯カメラと指紋が決めてになったというわけですか?」
「ええ、それだけでも起訴するには十分なんですが、これだけの証拠があっても、山内は白状しません。そのために、アリバイの裏付けを取っているわけです」
「それで、私たちのところに来たわけですね?」
「ええ、山内は、大学時代の友達である袴田と出会ったと言った。それで袴田さんに聞いてみたわけですが。袴田さんは、どうも煮え切らない。ハッキリ分からないという感じでしょうか? それで、袴田さんと山内の人間関係を調べてみると、松下さんに行き当たった。そして、山内の証言の中で、永瀬さんの話も出てきた。それでまず永瀬さんのところを訪れたというわけなんですが、まさかそこに松下さんもいるとは思ってもいなかったので、こちらもビックリです。ちなみに。山下さんが、ストーカー被害に遭われていて、うちの生活安全課に相談に来たという情報も得ています。何でもバラとスズランの二つがキーになっているようなことを聞いたんですが、それは分かりましたか?」
と刑事に聞かれて、
「いいえ、まだ分かっていません。でも、そのことと、今回のことが何か関係があるというんでしょうか?」
とゆいが聞くと、
「いいえ、ハッキリとは分かりません。ただ、事件の捜査の上で浮かんできたあなたが、ストーカー被害に遭っていて、謎のキーワードが残っているというのは、何か繋がりがあるのではないかと思うのも、無理のないことではないでしょうか?」
と、刑事は、何か話を無理やりにでも結び付けようとしているようだった。
「ひょっとして、山内という人、他に何か秘密があるのかも知れませんね。今回の事件でも、それなりに話をしているけど、あれだけの証拠があるのに、余裕があるわけですよね? この事件で起訴されてもいいと思っているのかも知れません。もしそうだとすると、起訴される方がマシな何かが彼の後ろにはあって、そっちのことがバレてしまうことを怖がっているとすれば、不思議な様子も理屈に適っているのではないでしょうか?」
と、ゆいはいうのだった。
「じゃあ、松下さんの考え方としては、山内が今逮捕されて尋問を受けているのは、何かわざとのような気がすると言いたいんですか?」
と刑事がいうと、
「いえ、ハッキリとした確証があるわけではないのですが、今の時代、何かの犯罪を犯そうとするには、結構大変な時代ですよね? いたるところに防犯カメラはあるし、車にだってボイスレコーダーがついている。科学捜査も発展していて、髪の毛からDNA鑑定ができたりする。アリバイトリックや、死体損壊トリックなどというと、ほぼ、昔の探偵小説でしかないですよね、しかも、探偵小説の中のトリックは、ほとんど出尽くしているんですよ。つまり、後はそのトリックを生かすために、ストーリーを豊かにするバリエーションを展開させることが、ストーリー上のトリックであるかのようなものだと私は思うんですよ。実際に最近のミステリー小説、特に海外モノはそういう話が多いと聞いたことがあります。だから、表に出ている事実だけをまともに信じて読んでいると、見えてくるものも見えてこなくなるんじゃないでしょうか?」
とゆいが言った。
「でも、これは実際に起こった事件の捜査なので、ミステリー小説を持ち出してくるのはちょっと違うんじゃないかしら? 特に昔の探偵小説ともなると、本当に作風が違っていたりするから、捜査上混乱するような気がするんだけど」
と、いちかが言った。
その話を訊きながら、刑事は黙って聞いていたが、それは、ゆいが何かに気づいたことを、いちかが引き出しているかのように思い、
――これが、この二人の人間関係なのかも知れないな――
偶然とはいえ、一人の事件関係者のところにいくと、そこにもう一人の事件関係者がいた。二人は本当に関係のある二人だとは思っていなかったので、意外ではあったが、話をしてみると、二人は鋭いものを持っていた。
刑事もゆいが何かを感じているのが分かった。そもそも、鋭いところがある人なんだろうという思いを抱いた。そして、そのことを少なくともいちかは分かっていて、いちかの方もゆいとの会話の中で、自分の言葉が助言となって、ゆいの鋭い考えと一緒になって、さらに意見を誘発しているのかも知れないと感じているのではないかと思えたのだった。
いちかの疑問に対して、ゆいが答えた。
「ええ、確かに実際の事件と小説を混同するのは、混乱を招くことになると思うんだけどね、でも、もし自分が犯罪を考えるとすれば、何もヒントがないところから考えたりする? 少なくとも、何かの題材になるものがないかということで、ミステリー小説を読み漁ったりしないかしら? もちろん、ミステリー小説を読んだからと言って、簡単にトリックが思いつくわけでもない。だけどさっきも言ったように、トリックというのは、ある程度出尽くしていて、あとはバリエーションなので、トリックからストーリーを紡いでいくと考えると、それこそ、作家の手法でしょう? だとすれば、事件を解明していく方は、犯人が考えたであろうと思われる段階を、最初から、自分が犯人になったつもりで、時系列で追いかけていくか、あるいは逆に出てきた結果から遡って行って、事件の全貌を見つけようとするかのどちらかになるのよね? 多分、刑事さんたちは後者なんでしょう。事実から、裏付けを取りながら、証拠を固めていって、犯人を割り出し、その時には、言い訳できないほどの証拠を持っているのが前提なのよね。今回のように防犯カメラであったり、指紋などというのが、いわゆる動かぬ証拠ということになるんでしょうね」
とゆいがいうと、
「でも、それだったら、その時点で起訴すればいいだけなんじゃないの? それだけの証拠があれば、規則来はできるのでは?」
といちかがいうと、
「でも、やはり万全を期するのであれば、犯人が自白することが大切だと思うのよ。だって、これだけの動かぬ証拠があれば、普通に犯人であれば、観念して白状し、後は弁護士に相談して、いかに無罪を勝ち取るか、それができないとしても、情状酌量であったり、減刑を勝ち取ろうとするんじゃないかしら? 執行猶予とかね。それを考えると、犯罪が中途半端な気がするのよ。強盗傷害と言っても、未遂でしょう? 普通であれば、執行猶予が十分につきそうな話なのに、簡単に白状しないというのは、何かそこに意味があるのではないかと思うんだけど、私の考えすぎなのかしらね?」
とゆいは言って、ゆい自身が考え込んでいるようだ。
そこまで来ると、いちかの方も、それ以上何も言えない感じがした。黙って傍観していた刑事も、何か突っ込もうと最初は思っていたが、次第にその気も薄れてきていた。なぜなら、それだけゆいの意見は理路整然としていて、それ以上、何を言っていいのか分からなくなっていた。
ただ一つ言えることは、ゆいの想像、いや妄想は、刑事が漠然と考えていたことの、その先を考えているようで、話を訊きながら、まだ、ボンヤリとした部分に、いかにして光を当てるかということが重要なのだと考えるのだった。
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