第9話

「えっ!地下なんてあるんですか?!」


「ああ。さっき噴水の所で見つけた。ついてきてくれ。」


そう言ってその場所へ案内し、3人で地下へと降りようとした。


「...結構降りますね。先真っ暗で何も見えませんよ?」


「さっき俺が途中まで降りたけど、案外すぐ下まで辿り着いたよ。」


「では3人で行ってみましょう。」


そう言って俺たちは地下へと進んでいった。

辿り着くとそこは薄暗く、しかし広い空間へ辿り着いた。


「ここ、地下水路ですか?」


「ここから先はまだ行っていない。先へ進んでみよう。」


「単独行動はよしましょう。はぐれたら危険ですので。」


そのまま先へ進んでいくと、ドアがあった。


「この先...何があるかな?」


「ちょっと行ってみましょうよ!」


そう言って達也がドアを開けた。すると出たのは...牢の場所だった。


「ありゃ?戻ってきちゃいました。」


「...待て。」


「ここ...いつもの牢じゃないんじゃないでしょうか。」


そう言ってあたりを見ると、そこには

[懲罰房]と書いてあった。


「ここ、懲罰房だったのか。」


「じゃあなんかやらかしたら、ここにぶち込まれちゃうってことですか?!」


「そのようですね。」


暗いだけじゃなくて若干臭いし、布団もにというおまけっぷりだ。


「なるほどな。場所を覚えておこう。」


「この先も色々ありそうっすね。」


そう言いながら3人はゆっくりと先へ進んでいく。

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