明日は今日より赤くな〜い、痒くな〜い、痛くな〜い！ 〜ステロイドの副作用で、酒さ様皮膚炎になりまして〜

そろそろ一ヶ月、状況は！？

　酒さ様皮膚炎の宣告を受け、そろそろ一ヶ月経とうとしている。

　その間いろいろと藻掻き、あれこれと足掻いた。

　いやね、もっとまめに現状報告したいとは思ってたんですよ。

　でもね…………痒い痛い痒い痒いで、なーんにもできないの！

　良くなったかと思えば悪化するの繰り返しで、喜んでは落ち込むの繰り返しで、この一月、心休まることがなかったの！

　おかげでまともに本を読むこともできず、書くこともできず、漫画にも小説にも触れられず、アニメやら映画やらからも離れている。ＳＮＳも放置気味だ。

　だって先が気になるのに、顔が痒くて痒くて全然集中できなくて、本当につらいんだもの……。

　もう少し良くなったら、皆様の新作を読ませていただきますね……それを楽しみに生きますからね……。

　しかし、だ。

　顔が痒くて痛くて赤いからって、部屋の中でじっとしていられるわけじゃない。

　顔が痒くて痛くて赤くても働かなきゃならないし、顔が痒くて痛くて赤くても外出せずに過ごすなんて、金持ちセレブでもなけりゃ無理なんです！！

　てなわけでまず悩んだのは、やっぱりマスク。

　規制緩和されたといっても、まだまだマスクは必需品。仕事の一つに接客業をしていることに加え、母が肺の指定難病患者なので、マスクなしで生活するのは難しい。

　もちろんこれまでも、マスク荒れに悩まされて敏感肌向けのマスクをリサーチしてはトライしてきた。けれど今は、より肌に負担をかけないものを探さなくてはならない。

　ちなみに、それまで最も安定して使えていたのはユニクロのエアリズム３Ｄマスク。

　一応は不織布フィルター内蔵ではあるが、もっとしっかりした対策が必要とされる場ではフィッティのスタイルフィットやヴィクトリアンマスクなどを使用していた。

　ところが今は、一番快適だったユニクロのマスクすら痛い。

　困り果てていると、友人から素晴らしい助言を賜った――シルク製のものが肌には良いのではないか、と。

　シルク……私も気になってたんだよね。でもお値段があまり可愛くないのよね。そしてお手入れの面でも気を遣うのよね。

　とはいえ、背に腹も顔も痒みも痛みも代えられない。

　てことで最初に購入したのが、シルク製のインナーマスク。

　これがなかなか良かった！　ユニクロのマスクを買い溜めしてあるんだけど、いい感じにフィットして外から見えにくい。お肌にも優しくて、チリチリした不快感が軽減された。

　だが、ちと顔に張り付きが気になるのよね。肌に優しいといっても、喋る度にモゾモゾすると何だか鬱陶しくて。

　で、インナーマスクではなく、シルク製のマスクをいくつか買ってみることにした。

　いろんな店舗で五種類購入して、しっくりきたのは一つ。

　ええ、ええ……それなりのお金を使いましたよ。

　でも、ここは妥協できないの！　金で解決できるなら、出すしかないの！　健康な肌は金じゃ買えないんだからね！！

　とにかく、良いマスクに出会えたので結果オーライ。これで仕事もできるし、お母さんにも会えるし、何よりヤベー状況になってる顔を人前にさらさずに済む！

　次の問題は、メイク。

　普段は薄付きのパウダーのみだが、仕事によってはかなり激しめのメイクが必要になることもある。

　まずドキドキしながら、ここ最近のお気に入りだった『イハダ　薬用フェイスプロテクトパウダー』を患部に塗ってみた。

　これは全然いけた！

　つけても痒さが増すこともなく、落とした後に荒れることもなく、赤みも薄っすら誤魔化してくれるし、ＳＰＦ４０でＵＶもカットしてくれるから、わざわざ日焼け止めを塗らなくてもいい！　ありがとう、イハダ様！！

　激しめのメイクに関しては、患部を避けたポイントメイクなら問題なし。

　ただし、クレンジングにはメイクの百倍気を遣った。

　そこで活躍したのは、長年愛用している『ビフェスタ　ミセラーアイメイクアップリムーバー』。

　この子、プチプラなのにほんとに優秀。

　ウォータープルーフのマスカラも落ちないと評判のリップも、頑固なアイラッシュフィクサー（付け睫毛用の糊です）すらもスルスル落としてくれる。おかげで患部には一切触れずに、コットンと綿棒で綺麗にポイントメイクを落とせた。神アイテムすぎる。

　もちろんその後、しっかり時間をかけて顔全体のクレンジングと洗顔しましたよ！

　顔は痒くて痛くて熱いけれど、こうやってあれこれ頑張って何とか仕事してます。お金で肌は買えないけれど、お金がなくちゃ生きていけないからね。

　これにて一段落……と思ったら大間違い。

　ところがこの後、思いもよらぬ落とし穴が待ち受けていた！

　脱ステロイドによる肌荒れの増悪と共に、何とスキンケア用品がことごとく合わなくなっていってしまったのである！！