かゆかゆ地獄の底での素朴な疑問
かゆかゆヒリヒリな顔面で日々を過ごすことになった私、何とかどうにか今日も生きている。
秘技ティッシュ押さえソフトアタックで就寝時は凌げるようになったが、その方法でもどうにもならず、非常につらい時がある。
それは――――入浴後の髪を乾かす時!!!!
いやもうほんとにさ……酒さ様皮膚炎の皆様、どうやって髪乾かしてるの?
ドライヤーの熱で顔面が熱くなって痒み痛みマシマシになるし、そこに髪の毛が貼り付こうもんなら絶叫ものの刺激になるし……こんなんどうせえと。
処方してもらったプロペトを塗ると、さらにくっつきやすさ倍増。それでなくても私は内巻きショート(綾波レイみたいな髪型を想像してくれればわかりやすい)なので、乾いても髪の毛が頬に触れやすい。
ロングから三年もの時間をかけてちまちまカットし、やっとショートにしたというのに……こうなったら坊主にまでいくしかないのか?
この頃はとにかくあっついし、洗うのも楽そうだし、乾かす時の髪の毛貼り付き阿鼻叫喚地獄を味わうこともなくなるし、いい考えなのでは?
いやダメだ。何故なら私は絶壁。頭の中身だけでなく、形まで非常によろしくない。坊主案は却下だ。
てなわけで風呂上がりは化粧水だけして、髪の毛を乾かし終えてから乳液やプロペトを塗ることにしている。それでも熱と髪の毛貼り付きはつらい。ぎえー! うぎょー! あんげらおんちゃー! などと叫びながら髪の毛を乾かしている。
とにかく早くこの地獄から逃れたいもんだから、ヘアドライは高速。就寝時に髪が顔に触れてかゆかゆ荒れ荒れになっては嫌なので、ドライヤー後のヘアオイルもやめた。
そりゃ、髪は傷みますよ……。だけど本当に耐えられないの! 傷んだ髪は伸びたら切ってしまえばいいんじゃ精神でいくしかないの!
数日後、二度目の診察に皮膚科へ行ったら、イカすロマンスグレーだった先生が坊主になってた。暑かったんやろね……でも先生、頭の形が綺麗だから坊主頭もキマってましたよ。いいなあ……羨ましいなぁ……。
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