あの頃のように詠めない わたくしの世界が中心だったあの頃
あの頃のように詠めない わたくしの世界が中心だったあの頃
高校時代、文芸部に入ったのをきっかけに短歌を始めた。あの頃は夢見がちで、日常の些細な出来事に気持ちが乱高下していた。今は昔それなりに自分を客観視することを覚え、あの頃ほど感情に振り回されることはない。それは生きやすくなったということだけれど、ちょっとしたことから妄想を広げ歌を詠んでいた日々が懐かしくて、少しだけ寂しい。戻りたいとは思わないけれど、自分の心の中の世界で生きていたあの頃が、最近なんだか眩しく感じる。
第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部 風子 @fuko_1234
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