26話体的性別反転騒動
宇宙歴4993年8月28日 15:39
惑星:地球の衛生:スィーテッド
今日はここに見回りに来ていた
兎丸「これで今日3回目の怪人退治完了〜」
下級怪人達の死骸を邪魔にならないところに積み上げて
そういう兎丸
アリスもいつも通り"対ト"の清掃部門に電話を終えた。
そしてすぐに清掃部門は来た
しかも
アサナリ「ご連絡ありがとうございます。」
兎丸/アリス「「ひゃい!!」」
アサナリだった
いつも通り製造部門の人を手配したという書類にサインしていると
どこからともなく目を瞑ってしまうようなフラッシュがアリス達の周辺を襲った
アリス「!?なんだ!?」
アサナリ「おや?」
兎丸「シカイイジョウ!!」
その場にいた全員がようやく目を開けることができた。
アリス「…?…なんだった今の光……」
目をこすりながらあたりを見回すアリスは
アリス「……ん?これ俺の声か!?」
自分のつぶやいた声の高さに違和感を覚えた。
兎丸「なんかアリス君声が高……私声低くね?てか、なんかいつもより視界が高いよう…な」
兎丸もアリスと自身の以前に築く
とアリスと兎丸は顔を見合わせるとその先には
青い天然の巻き髪に長いまつ毛の金色の瞳の美少女と
赤毛で白い瞳の背の高いくガタイのいい男がいた
アリス「………」
兎丸「……」
兎丸/アリス「「えぇえええええええ!?」」
どう考えで兎丸であった男とアリスであった女である
アサナリ「おやおや?これは困りましたね」
その横ではアサナリも思われるメガネの女性
にも二人はおどろにの叫びをあげた
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あたりは光を浴びたことにより性別が変わってしまった人々が混乱でざわついている
いや、人だけではない光を全体的に食らった食べ物やおもちゃまでもが人間になり性別までも与えられていた
アリス【はい、おそらく怪人の仕業だと思うんですが…兎丸も人間になったようで】
兎丸「(なんか棒がついてる…)」
そんな中自分の姿に興味津々の兎丸をチラリと見ながら長く伸びた髪をかきあげて電話をするアリス
吟一【分かりましたっス!それでは今手の空いているアンドロイドに捜索及び捕獲の応援に行かせますので彼らと合流するまでくれぐれも今人間の兎丸くんが無茶なことしないように見張っててくださいっす!】
アリス【はい】
吟一の指示で怪人捜索は他のアンドロイドがくるまで待機となった二人
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しばらくすると
イナズマ「本当にうさちゃん!?」
林檎「んで、わーよりでけぇんだぎぃ!!」
どーるくらぶから駆り出されたイナズマと林檎
くるい「これまた興味深いですね!」
そして怪人の能力について耳にして現れた野生のくるいが集まった
兎丸「ふふん!アリス君よりも林檎君よりもでかくなっちゃった!!」
とドヤ顔の兎丸
イナズマ「どんなうさちゃんでも僕は好き!」
アリス「どやってる場合か?」
兎丸「確かに!身長が伸びて嬉しいけど人間だからなぁ、あんま強くない!」
アリス「あのなぁ。…まぁいい早いところ捕まえて元に戻る方法聞き出さないと…」
くるい「おや?居場所、分かっているんですか?」
アリス「なんとなく…さっきからここから近い場所で何度か俺たちを襲ったのと同じ光が見えてますし。ネットにもその光った部分にいた人たちの性別が変わっているとニュースにもなっているのでそれの最新を辿れば」
くるい「なるほど、性別が変わってしまうのもその光が原因かもですね!」
イナズマ「ってことは不意をつかないといけないね。
正面からいったら確実のその光、浴びて僕らも人間の男か女になっちゃう」
アリス「そうだな…一番手っ取り早いのは林檎の毒を霧状にして遠距離から吸わせることだけど…」
アサナリ「それでは周りの人間に危害を加えてしまいますねぇ。」
林檎「ちっ!」
アリス「なので、これから二手に分かれます。
俺たちをこの姿にした怪人の囮になる班とバレないように捉える班で…」
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宇宙歴4993年8月28日 17:06
惑星:地球の衛生:スィーテッド
アリス達の性別を変えてしまった怪人
にょなんたは衛生:スィーテッドの田舎町に来ていた
その田舎町もまたにょなんたの光によって性別が変わりひどく混乱している
にょなんた「あぁ!なんて素晴らしい!性別逆転ほど心踊らされるものはない!
狼狽える人間達!思考すら持ってないのに人にされた物達!実に興奮する!!」
そんな街を見ながら悦に浸る怪人
そこに
兎丸「必殺!スーパーロングロング足長キック!!」
と人間の男になった兎丸が背後から怪人を襲う
にょなんた「!?お前は!さっき光を浴びたアンドロイドだな!?」
軽々と避けたにょなんたに続いて
アサナリ「動かないでください」
とチェーンソーを持ったアサナリが切り掛かるがそれも間一髪避ける
イナズマ「全くすばしっこいんだから!!今のうさちゃんも好きだけど僕は元のうさちゃんが好きだからね!大人しく戻してもらうよ!!」
イナズマはそういう時、手から電気を発生させてそれをにょなんたの足もと目掛けて放つ
がそれも避けられる
にょなんた「貴様らの目は節穴か?それでは我には当たらんぞ?」
と足の踏み場を確保したにょなんただったがその足元には
にょなんた「!?」
ドス黒い緑の液体が
林檎「それはわーが作った触れた部分の感覚を麻痺させる毒だぎぃ!」
と隠れていた…正確にはアリスに隠れるようにと言われて渋々待機していた林檎が現れた。
イナズマ「ふん!僕たちはお前の気を弾きながらそこに誘導するように行動してただけだもんね!
直目当てちゃうと気絶しちゃうでしょ?それは困るもん!」
兎丸「え?私普通に蹴り飛ばすつもりだった」
アサナリ「私もですね」
とキョトンとした表情の二人に
イナズマ「そなの!?」
イナズマは驚いた
にょなんた「(くっ!まぁいいアンドロイド二体も人間にして混乱している這いずって逃げれば)」
痺れて動かない足を見ながらにょなんたはそう考えていたが
どこからともなくワイヤーが飛んできたと思えば
にょなんたの目を覆い腕を縛り上げた。
にょなんた「んな!!俺の目を塞いだだと!?」
アリス「やっぱり目から光を放ってたんだな。」
ワイヤーガンを得意げに構えたまま出てきたアリスとそれに続くくるい
くるい「アイスさんとあなたの力について話していたんです。
おそらく右目から出ている光に全身が当たれば人間の男もしくは女になってしまうのならばいっそ目を塞いでしまおうと。
もちろん今光らせてもワイヤー全てに光を浴びせることはできないのでワイヤーが人間化されることはありませんし。」
にょなんた「右目限定で指摘してくるか…そうか、お前たちこの街の人間を性転換させるところを見ていたな?
ふふふっ!我が名は怪人にょなんた!性転換によりこの宇宙に混乱を招き支配するもの!」
兎丸「もう捕まってるからできないよ?」
アリス「俺をかっこいい姿に戻すのは戻すのは左目の光か?」
にょなんた「ふ!そうやすやす戻すとでも?」
アリス「別に戻さないかでいいけど…戻さないとイナズマの電撃と林檎の毒を今、能力ごと拘束された状態で受けることになるけど?」
にょなんた「くっ!!」
こうしてにょなんたは渋々衛生:スィーテッドに人と物を元に戻してあげく
くるいに怪人の能力を一時的に使えなくする薬を投薬されたまま更生施設に送られる羽目になったのだった!
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宇宙歴4993年8月28日 20:15
人口惑星:技術の星 どーるくらぶ
その日の夜
兎丸「いやぁ〜無事戻れてよかった!」
と吟一のご飯を食べながらいう兎丸
アリス「ほんと一時はどうなるかと…」
のコーヒーを飲むアリス
吟一「二人ともお疲れ様っス!」
アリス「うぉ!?吟一さん(いつキッチンから戻ってきたんだ…)応援の迅速な要請、ありがとうございます。」
吟一「いえいえ、最近、怪人全体が昨年以上に活発傾向になってるのでこちらも常に警戒していつでも対応できるようにしてるんすよ!」
兎丸「確かになんかここ最近怪人が多いような?そうでもないような?」
吟一「不穏な感じがするっスね」
アリス「そうだな。怪人を襲う怪人もいるわけだし」
兎丸「あー!眠リちゃんの!結局見つからないよね!」
吟一「そうっスね他の管轄からも報告はありませんし…」
アリス「…妙に怪人の動きが活発になったのって確か小さな宇宙地震が起こった日からだよな」
アリスは不意にそうつぶやいた
兎丸「そんなのあったっけ?」
吟一「そうそう!軽くではありますけど
5月13日の夜中に宇宙地震がありましたよね!」
兎丸「そんなのあったっけ?
アリス「お前はスリープモードで気づかなかったんだろ?」
呆れたようにいうアリス
兎丸「そうなの?」
アリス「しらん」
こうして謎は深まりアリスの心の中にモヤが溜まりながら1日が終わるのだった。
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