第37話
「葵君。君が大君主の悪魔を倒したんだって?」
「倒しましたけど、聖也さんや愛理さんが戦っていてくれたので」
話しかけてきたのはよくわからない男の人だった。こういう人でもZランク冒険者なのかと考えながらも返答をした。
「それでも大君主の悪魔を倒すなんてすごいじゃないか。今度僕と摸擬戦をしてくれないか?」
「いいですよ。その前になんて呼べばいいですか?」
「僕の名前は富田守。二つ名は守護神だ。よろしくね!君の二つ名はこの僕が決めてあげよう。そうだな~、葵君の得意魔法はなんだい?」
「得意魔法ですか・・・強いて言うんだったら光魔法ですかね」
「・・・決めた。君の二つ名は
【二つ名が決定したことによりステータスが上昇し、光魔法が進化し光龍魔法を入手しました】
「二つ名を決めてくれてありがとうございます」
「気にしないでくれ。二つ名を付けるのは大好きだからね。それじゃ僕は聖也君の二つ名を決めてくるとするよ」
そう言って守さんは離れていった。アナウンスが気になり全く会話に身が入らなかった。
俺はステータスを確認し新しく獲得した光龍魔法の説明を見てみる。
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光龍魔法
説明
光魔法が独自に進化した魔法。威力は全魔法の中でトップ。体に纏うことで光の速さで移動でき、消費魔力も少ない
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(やべぇ、この魔法普通に強ぇぇ)
思わず収穫に笑みがこぼれてしまった。
「そんなに笑ってどうしたんだい?」
「あ、いえ。料理がおいしすぎて」
「そうなのね。あっ、私は土屋礼子。よろしくねぇ~」
すごい優しそうなおばあちゃんが話しかけてきた。失礼かもしれないがZランク冒険者には見えなかった。
(集中してみると、この中で一番魔力の密度が濃いな)
「こんなに若いのにZランクってすごいわねぇ~。私が葵君の年の時はずっと遊んでいたのに」
「いえいえ、そんなことないですよ」
「い~や、あなたはすごいわ。魔物という恐怖に打ち勝ってあなたはZランクになったんだもの。誇っていいわ。これからも頑張ってね」
「はい、これからも頑張ります」
会話わ終わり礼子さんは部屋の外へ行ってしまった。周りもお酒を飲んで酔っており寝ている人もいればトイレに駆け込む人などがいた。
その中で一番暴れていたのは、やはり愛理だった。
(まぁ、こんな風にどんちゃん騒ぎするの悪くないな)
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読んでいただきありがとうございます
更新の方遅くなりました。申し訳ありません
これからもよろしくお願いします
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