第36話
一時間後
「あれ、あっ、そうか。僕は葵に負けたんだね」
「体は大丈夫か?結構強く殴っちゃたけど」
「心配してくれてありがとう。それより今日は摸擬戦に付き合ってくれてありがとう。おかげでいい経験ができたよ」
「別にいいよ。俺も楽しかったし」
そのあともボス部屋で戦闘中の改善点や良かった点について話し合った。
★★★★★
数時間後
ダンジョンから出てみると、もう夜になっていた。
「もう一回言うけど、今日は本当にありがとう。おかげで僕はまだ強くなれる気がするよ」
「またやりたくなったらやろうな」
源蔵と別れた俺は家に帰るのがめんどくさくなりネカフェで一夜を過ごすことにした。
~~~一週間後~~~
遂に会合の日となった。
準備ができた俺は少し早いが目的地である六本木駅に向かうことにした。
数十分後
待ち合わせ場所に着くとすでに二人人がいた。俺の存在に気付いた二人が話しかけてきた。
「わいが新しかZランクぼっけもんけ?」
「えっ、そ、そうです?」
薩摩弁がわからない俺は考えていると、もう一人が話しかけてきた。
「おい、天馬。薩摩弁で惑わすな」
「すまんすまん。想像より若かったからからかいたくてね」
(なんだよ、標準語しゃべれるじゃねぇかよ)
「さっきはすまないね。葵君。僕は
「からかってすまんね。俺は内田天馬って言うんだ。よろしく~」
「よろしくお願いします。俺は乙坂葵って言います。一か月前にZランク冒険者になったものです」
自己紹介を終えた俺たちは来るまで雑談をして時間を潰すことにした。
~~~料亭・ジン~~~
「今日はお集りいただきありがとうございます。今回は新しい仲間を紹介させていただきたいと思います。まずは一人目、泉聖也。二人目石川愛理。そして三人目、乙坂葵。この三人は自己紹介の方をお願いします!」
「まずが僕からかな。ご紹介を賜りました、泉聖也と申します。皆様と同じZランクに慣れたことを大変うれしく思います。若輩者ですがこれからよろしくお願いします」
「ありがとうございます。それでは次の方お願いします」
「さて、私だな。石川愛理だ。よろしく頼む」
順番が回って来たかと思うと同時に、自分が憧れていたZランク冒険者になれたんだなと実感した。
「それでは史上最速でZランクになった乙坂葵さんお願いします!」
「ご紹介に賜りました、乙坂葵と言います。生意気かもしれませんがこれからよろしくお願いします」
「はい、ありがとうございます。それでは今回はお食事をしながら、三人の二つ名を考えていきたいと思います」
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読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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