第35話
「ギルド長に会合について聞き忘れてたからちょうどよかった。どれどれ」
内容を見てみる。
場所は六本木の料亭ジンというとこで会合をやるらしい。
「前に一度だけ行ったことあるけど、料理うまかったから楽しみだな~。早く二週間立たないかな」
~~~一週間後~~~
「今日は僕の誘いに乗ってくれてありがとう。葵」
「気にすんな、源蔵。それで何するんだ?」
俺は今池袋ダンジョン十階層のボス部屋にいた。もちろん、ボスは倒した。
「僕と摸擬戦をしてくれないか。もちろん全力で来てほしい。そうしないと僕と葵の差がわからないから」
「・・・なるほど、俺と摸擬戦か。いいぞ。それじゃやるか」
「ありがとう。このコインが下に落ちたら開始でいいかい?」
「了解!」
お互いボス部屋の端に行き源蔵がコインを投げる。
コインが下に落ち摸擬戦が開始した。俺は開始と同時に光魔法で速攻で勝負を終わらすために足を貫こうとするが、ある生物がその攻撃を防ぐ。
「危ないじゃないか。もし、こいつを召喚できなければ今の攻撃で僕が負けていただろう」
源蔵が召喚したと思われる竜だった。結構な威力を喰らっても平気ということは源蔵のは野生の飛竜ではないようだ。
「飛竜、葵を攻撃しろ」
指示を受けた飛竜は空を飛んでこちらに向かってきた。放ってきたブレスを避け源蔵の懐に入り込もうとした瞬間後ろから殺気を感じその場から離れた。
「大天使である私の攻撃を避けるなんて、さすが源蔵様が認めた御方ですね」
「人間ごときが私の攻撃を避けるなんて生意気な」
それは大天使と総裁の悪魔だった。
三体同時に襲われたらめんどくさいので先に飛竜を倒すことにした。俺は成長の魔剣を取り出し闇の斬撃を飛ばして翼を切り落とす。
「大天使、飛竜を守れ。総裁の悪魔は僕と一緒に葵を攻撃するぞ」
全力で雷魔法を飛竜に向かって放つ。直撃した飛竜は黒焦げになり光になり消えていった。
「間に合わなかったか。大天使、後ろで僕と総裁の悪魔のサポートを頼む」
懐に入って来た源蔵たちの攻撃を避けながら隙を付いて総裁の悪魔の腹に蹴りを入れ吹き飛ばす。バイデルの槍を取り出し総裁の悪魔に目掛けて投げる。
「総裁の悪魔まで倒すなんてさすがは葵だね。大天使と僕だけになっちゃった」
「私も戦います」
大天使は槍を構えた。全力で来てとのことなので最後に限界突破を使うことにした。
二人の懐に入り込んだ俺は全力で腹を殴りつける。
「申し訳ありません、源蔵様」
大天使は光になり消え、源蔵はその場で気絶し俺の勝利となった。
━━━━━━━━━━━━
読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。