第34話
残党共を片づけた俺は今、冒険者協会池袋支部の支部長と話していた。
「葵君、今回は本当にありがとう。君が率いているボスを倒してくれたおかげで被害を最小限抑えることができた」
「いえいえ、冒険者として当然のことをしたまでです。それで源蔵はどこに?」
「彼は治療を受けております。どうやら避難誘導の最中に強敵の魔物に襲われたらしく、その時に怪我をしてしまったらしくて」
「そうですか」
(あいつなら余程の怪我じゃなければ大丈夫だろう。生命力強そうだし)
「話は戻すんですけど、ダンジョン爆発の報酬をお渡しいたします。こちらになります」
渡されたのは黒色の剣と金色の鞘だった。俺が手に持ったその時、黒色の剣が突如光だし銀色の剣と変貌した。
俺は驚きのあまり数秒硬直しすぐに鑑定した。
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聖剣エクスカリバー
ランク:?
説明
決して折れず刃こぼれせず、あらゆるものを両断する。この剣に認められたものは不老不死の存在となる。
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「まさか、本当にこの剣に認められるとは。この剣を是非使ってください」
「どこでこの剣を?」
「わかりません。突如、金庫に現れたとしか聞いていないのでこれ以上のことはわかりません。本当にすいません」
「いえ、ありがとうございます。この剣は大切に使わせてもらいます」
冒険者協会から出てきた俺は池袋のダンジョンに潜ることにした。
数時間後
~~~池袋ダンジョン・三十階層~~~
ボスが出現した。現れたのは古龍という魔物だった。地面を蹴り古龍の目の前に移動し首をエクスカリバーで攻撃する。
【古龍を倒しました】
ドロップ品を鑑定してみる。
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神脚の義足
ランク:SS
説明
壊れることはない。魔石のエネルギーが続く限り神速Ⅹ、補助魔法Xを使用することができる
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「義足かぁ~今は使えないかな。その内使う機会があるかもしれないからアイテムボックスにしまっておくか」
エクスカリバーの性能も知れて大満足した俺は地上へと変えることにした。
★★★★★
家に帰って来た俺は洗濯をしていた母さんと出くわしてしまった。
「あら、帰っていたのね。池袋で起きたダンジョン爆発を解決したらしいじゃない」
「偶々その現場に居合わせたから」
「今回は怪我していないのね」
「今回率いているボスは大したことなかったから」
「そう。それでこんな郵便が来ていたわよ」
「ありがとう」
渡された封筒を開けてみると二週間後の会合についてだった。
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読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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