第29話
中に入ると蒼い鱗を持った龍が出現した。その鱗は美しく俺は目が奪われていた。そんなところではないと思い自分の頬を叩き鼓舞する。
「どうせ火龍見たく魔法耐性持っているんだろ?だったら倒すには拳だろ」
鑑定してみると案の定、魔法耐性を持っていた。試しに火雷魔法を使って見るが全く効いているようには見えなかった。
効くとは思わなかったが強力である火雷魔法が無傷とは思わなかった。俺は限界突破を使い蒼龍の目の前に移動する。
「まずは翼を使えなくしてやるよ」
拳を振りぬき両翼を使えなくする。そのまま胴体へ攻撃しようとしたがブレスが放たれようとしていた。すぐにその場から離れブレスから逃げる。
(うわ~~ブレス強すぎだろ。あんなの直撃したら一溜りもないな)
俺は空間魔法で空間を断絶しながら戦うことにした。これである程度の攻撃を防げるからだ。雷魔法を義手に纏い雷の衝撃波を飛ばす。直撃した蒼龍の右腕を飛ばすことに成功した。
(防御硬すぎだろ。今の衝撃波だって直撃すれば公爵の悪魔に致命傷を与えられるレベルだぞ?)
普通に戦っても勝敗が決まるとは思わないので呪剣・殺を取り出した。龍の弱点だと言われている逆鱗を狙うことにした。
幼少期に古武術を習っていた俺は特殊の足取りで攻撃を避けながら蒼龍へと近づく。
【新しいスキル瞬歩術を入手しました】
瞬歩術を使いながら隙を見て攻撃がやんだところで一気に距離を詰める。
【新しいスキル縮地を入手しました】
呪剣・殺で逆鱗を斬り付ける。それと同時に衝撃波で後ろに吹き飛ばす。
(蒼龍の大きさを考えると数分すれば倒せるだろう。その間は攻撃を避けることにしよう)
数分後
【蒼龍を倒しました】
【レベルが上がりました】×20
「あれ?どこにドロップ品がない。どうしてないんだ」
俺は目を瞑り膝から崩れ落ちる。もう帰るかと思い目を開けると、そこには青い色のしたピアスを発見した。
「もしかして、これが今回のドロップ品なのか?」
笑顔になった俺は早速鑑定してみる。
━━━━━━━━━━━━
龍魔のピアス
ランク:SSS
説明
装備した者が死ぬまで絶対に壊れない。装着している間は龍魔法X、部分龍化X、龍化Xを使うことができる
━━━━━━━━━━━━
「これは想像以上の性能だな。これで最強へと近づいた」
Zランクになれる喜びで笑顔になりながら冒険者協会へと帰った。
━━━━━━━━━━━━
読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。