第27話

~~~四十九階層~~~

【サイクロプスを倒しました】


魔石を拾い探索を開始しようとした瞬間、背後から気配を感じた。その場から離れ気配の正体を確かめてみると、


「聖也さんですか」

「いやぁ~悪いね~葵君が戦っているのが見えて、ついつい悪戯いたずらをしたくなっちゃって」

「ダンジョンでそんなことをしないでくださいよ。危うく攻撃しかけたじゃないですか」

「ごめんごめん。それで葵君はなんでこんなところに?」

「自分もZランクになろうかなと思いまして」

「へぇーー-。じゃ僕は先にZランクになって待ってるね」


その言葉に驚愕した。今朝ダンジョン探索をしたというのにもう倒したというのか?ステータスは俺の方が高いというのに。


「もう倒したんですね。早いですね」

「大君主と戦った時に新しいスキルを覚えてね。そのおかげさ。それじゃね」


そう言って去って行ってしまった。戦いでも挑んでくるのかと思い身構えたがそんなことはなかった。


「もう聖也さんもいないし行くか」


~~~五十階層~~~

ここからはボス戦に備えて成長の魔剣で戦うことにした。

しばらくボス部屋を探していると、魔物を発見した。とりあえず攻撃される前に近づき首目掛けて剣を振るうが、軽々躱されてしまった。


「サイクロプスとは大違いだな。あいつは力が強い分敏捷力はなかったもんな。鑑定使ってみるか...なるほど、敏捷力と魔力以外は平凡だな」


俺はセーブしていた力を開放し雷鬼の背後を取ろうとするが俺より素早く動き取り損ねた。


(俺より早く動けるのはユニークスキル、韋駄天のせいか。もうちょっと力を開放したほうがよさそうだな)


さっきよりも早く動き背後を取り首を切断する。


【雷鬼を倒しました】


雷鬼たちに囲まれているのに気が付いた。

俺は雷鬼たちの首を狙い空間魔法を使い一気に殲滅する。


【雷鬼を倒しました】×15


「そこそこ魔力を使うけど成功した時は気持ちがいいね。さっさとボス部屋見つけるとしますか」


★★★★★

【雷鬼を倒しました】×6


「やっと見つけた。やっぱり下に降りるにつれて広くなっていってるな。そのせいで探すのも一苦労だぜ。少し休むとするか」


一時間後

ボス部屋の中に入った俺は今までのボス部屋よりデカかった。龍が現れた。鑑定してみる。


━━━━━━━━━━━━

名前:なし 性別:オス

種族:妖龍王ガイア

称号:五十階層ボス

レベル:100/100

HP:ZZ

MP:ZZ

攻撃:ZZ

防御:ZZ

敏捷:ZZ

運:AAA

ユニークスキル:夢魔法 妖術 竜召喚【火・水・土】

飛行 ブレス

スキル:状態異常耐性Ⅴ 火魔法Ⅴ 水魔法Ⅴ

土魔法Ⅴ 再生Ⅴ

━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━

読んでいただきありがとうございます

これからもよろしくお願いします

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る