第23話

俺たちは大君主の攻撃を避けながら、斬撃を飛ばしたりなどで反撃する。

このままでは人間である俺たちが負けるの目に見えているのでここで賭けに出ることにした。

聖なる盾を取り出し刺し違える覚悟で突っ込むことにした。


「盾と剣で突っ込んでくるとは無謀。だが、その勇気に免じて一撃で殺してやろう」


大君主はそう言い右拳で攻撃してきた。その攻撃を聖なる盾で防ぐが壊れてしまった。だが、攻撃を防げたことによって目の前に来ることができた。


「お前の負けだ。大君主」


そう言って呪剣・殺で斬り付ける。


「私の負けか・・・確かに私の攻撃を防ぎ切り傷を付けたことは褒めよう。私の負けではない。お前の負けだ。死ね」


大君主が拳を俺目掛けて振るってくるが、それを避けなかった。


「葵君、避けるんだ」「避けろ」

「二人とも大丈夫です。俺たちの勝利です」


大君主の拳は俺の目の前で止まり体がよろけていた。


「この私に何をしたぁぁぁぁ」

「今度こそお前の負けだ」


俺は成長の魔剣を取り出し大君主の首を刎ねる。


【大君主の悪魔を倒しました】

【レベルが上がりました】×300


「聖也さん倒れるのであとは頼みましたよ」


限界突破の負担によりそこで意識が途切れた。


~~~三日後~~~

目が覚めると知らない天井だった。


「ここはどこだ」

「葵君、目が覚めたかい?」

「聖也さんですか」

「そうだよ。ここは病院だよ。君が倒れてここに運ばれたんだ」

「そうだったんですね」


俺は右腕を動かそうとするが痛みで動かすことができなかった。


「無理に動かさない方がいい。今日は起きたばっかりだからまた明日来るからね」

「わかりました」


聖也さんは病室から出て行ってしまった。俺は義手がちゃんと動くことを確認し携帯で今の状況を調べることにした。


数十分後

ピースアイランドの魔物たちはいなくなり今は復興作業をしているらしい。


「無事に解決したのか」


安心した俺は眠くなり眠りについた。


~~~泉聖也視点~~~

「葵君が目が覚めてよかった。彼は何か隠している気がする。その隠していることが日本を救う気がするんだよな~」


僕は病院を後にし冒険者協会へと向かった。


★★★★★

「聖也君か。入るときにノックをしてくれ。心臓に悪い」

「それはすいません。葵君がさっき目が覚めました。目が覚めたばっかりだったので明日話を聞くことにします」

「そうか。明日は私も行くとしよう。彼に大君主の魔石を渡さなければいけないからな」

「そうですね」


しばらくギルド長とダンジョンについて話し込んだ。


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