第22話
「大君主の傍には公爵の悪魔が二体いた。予定を変更し二人が公爵の悪魔と戦ってくれ。その間は僕が大君主の足止めをしよう」
「俺が二体の公爵の悪魔を倒します。二人は大君主と戦ってください」
「公爵の悪魔を一体だけでも街を壊滅させる力を持つというのにそれを二体相手取るなんて」
「聖也、ここは葵任せよう。もし、危なそうだったら私が助けに行く」
「・・・わかった、ここは葵君に任せよう」
「ありがとうございます」
少し休憩をしてから大君主たちの元へと向かう。
★★★★★
気配を消しながら大君主の近くに行き三人で魔法で攻撃し、そこで離脱し公爵の悪魔たちの目の前に行く。
「「どけ、人間。お前らじゃ大君主様には勝てない。今降参すれば楽に殺してやる」」
「うるせぇ、死ね」
「「せっかくの忠告を無視するとは。愚かだ」」
短時間で決着をつけるため限界突破を使い、呪剣・殺を心臓目掛けて投げつける。公爵は何事もなかったような顔をしていたが数秒後には苦しみだした。
「「私に何をしたぁぁぁ。人間」」
【公爵の悪魔を倒しました】
【レベルが上がりました】×100
「なんだよ、二体で一体だったのかよ。二体いるから限界突破を使ったのによ」
なんだか拍子抜けした俺は体の力が一気に抜けた。魔石を拾い大君主と戦っている二人の元へと向かう。
★★★★★
戦況を見てみると二人掛かりで戦っているはずなのに圧倒されていた。俺は参戦する前に敵の情報を得るべく鑑定してみる。
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名前:アドバン 性別:なし
種族:悪魔 階級:大君主
称号:支配者
レベル:300/300
HP:測定不能
MP:測定不能
攻撃:測定不能
防御:測定不能
敏捷:測定不能
運:ZZZ
ユニークスキル:支配魔法 魔物作成
防御魔法 魔法無効化 レベル上限解放
スキル:溶岩魔法Ⅹ 海流魔法Ⅹ 轟雷魔法Ⅹ
空間魔法Ⅹ 闇魔法Ⅹ 転移魔法Ⅹ 剣術Ⅹ
弓術Ⅹ 格闘術Ⅹ 身体能力上昇Ⅹ
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(俺が今まで戦ってきた奴の中で最強じゃん。やっべぇよ)
驚愕しつつも逃げるわけにもいかないので気配を消しつつ近づいていくが、
「誰だ」
魔法で攻撃してきた。その攻撃を避けることに成功したが奇襲作戦は失敗に終わってしまった。
「なぜここにいる?公爵は何をしている」
「あいつらなら俺が倒した」
「使えん奴め。ガキを倒すことができないとは」
会話をしながら弱点看破を使って見るが、驚いたことに弱点は存在しないらしい。俺は試しに雷魔法で攻撃してみる。見事命中するが何事もなかったのように立っていた。
「私がしゃべっているのに攻撃してくるとは。随分生意気じゃないか」
「葵君、こいつには魔法が効かない」
「教えてくれてありがとうございます」
「葵、横に避けろ」
俺の視界から大君主の姿消え、背後から突如気配を感じた。俺は愛理の言うとおりに横に避けると回し蹴りが飛んできていた。
「ほう、仲間のおかげとはいえ私の攻撃を避けるとは中々やるではないか。どうだ?お前も悪魔にならないか?」
「なるわけないだろ」
「ならば死ね」
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読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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