第18話
「俺は死んだのか」
「何言ってんだよ。私が同業者である冒険者を殺すわけ無いだろ。考えたらわかることだろ」
「確かに。じゃ本当にあ襲ってきたんだよ」
「私のステータスを見たんだからわかるだろ?私は戦闘狂なんだよ。強いやつを見ると戦いたくなるんだよ。いきなり襲って悪かったな」
女冒険者の顔を見てみると反省していそうだった。
「こちらこそ、襲われたとはいえアキレス腱を切ってすいませんでした」
「そんくらいなら気にすんな。お前も目が覚めたし私は帰るとするか。お前も一緒に来るか?」
「誘ってくれたのは嬉しいが、探索を続けるよ」
「そうか。強いやつが死ぬのは悲しいからな」
女冒険者と別れた俺は探索を開始した。
〜〜〜三十三階層〜〜〜
成長の魔剣をしまい煉獄を取り出す。その場で何回か素振りをし感覚を取り戻す。
(使ってて思ったけど薙刀もいいな。リーチも長いしかっこいいし)
そんなことを考えていると、魔物を発見した。試しに火魔法で攻撃してみるもダメージを喰らっているようには見えなかった。他にも光や闇、空間も試しみるがどれも効いていなかった。
訳が分からず鑑定してみると、魔法無効化のスキルを持っていた。
「そんなスキルもあるのかよ。魔法使い殺しだろ」
そんなことを言っていると、水魔法が飛んできていた。薙刀で切り裂き攻撃を防ぐ。薙刀に魔力を通し火を纏う。
(魔法じゃないからこの火は効くだろ)
俺は薙刀を縦横に振り火の斬撃を飛ばす。斬撃自体は効いているようだったが火は効いていないようだった。
弱点看破を使い腹が弱点だと分かった。地面を蹴り目の前に移動し蹴りを放ち宙に浮かし、一刀両断にする。
【マジックタートルを倒しました】
【レベルが上がりました】
この階層は魔法を使う俺には相性が最悪なのでさっさと階段を見つけ次の階層へと行くことにした。
【マジックタートルを倒しました】×3
【レベルが上がりました】
「やっと倒せたー。三体もいると倒すのにも時間が掛るな。さっさと階段降りて下の階段に行こう」
~~~三十四階層~~~
宝箱を発見したが、その目の前には魔物が立っていた。それはまるで宝箱を守っているようだった。
「魔物が守っているってことは相当いい物が入っているに決まっているな」
早く宝箱を開けたい俺は魔物の目の前に現れ雷魔法を纏った義手で頭目掛けて拳を振るい倒した。
【フローズンスネークを倒しました】
周りに誰もいないことを確認し宝箱を開ける。中には、杖が入っていた。鑑定してみると
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魔法の杖
ランク:C
説明
魔法の威力を上昇してくれる。魔力を少し上がる
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「えっ、弱。もしかして、偶々魔物が宝箱の目の前に居ただけ?守っていたわけじゃなくて」
あまりの装備の弱さに俺は気分が下がり探索は今日でやめることにして冒険者協会に行くことにした。
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読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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