第16話

「ただいま、母さん」

「そこに座って今まで何をしていたのか話しなさい。その左腕を含めて」

「はい」


正座をして家を出てから今まで何をしていたのか事細かに話した。


「私がどうして起こっているのかわかっているかしら?」

「勝手に学校を辞めて冒険者になったことでしょうか?」

「その通りよ。学校を辞めるんだったら事前に私やお父さんに相談したらいいじゃない」

「勝手な行動をして本当にすいません。もう勝手なことはしません」

「とりあえず話は終わりよ。お父さんが帰ってきてから話をするわよ」


逃げるようにその場から離れ自分の部屋に籠った。


数時間後

父さんが帰ってきたらしく、リビングに呼ばれた。


「母さんから話は聞いたが、お前から詳しく話しなさい」

「わかりました」


母さんに話した内容を父さんに話した。父さんの顔は終始真顔でいつもの陽気な顔ではなかった。


★★★★★

「そうか。左腕はなくなってしまったがお前が無事でよかった。これからは何かする前に母さんや父さんに相談してくれ」

「はい」

「話は終わりだ。楽しくご飯でも食べよう」


父さんの顔は陽気な顔に戻り安堵した。


~~~次の日~~~

「葵、今日もダンジョンに行くのか?」

「うん、しばらくダンジョンに潜るから家に帰ってこない」

「わかった、気を付けるんだぞ。たまには母さんに連絡してあげてくれ。心配してるから」

「わかった。じゃあ行ってくる」


四谷ダンジョンへと向かう。


~~~三十一階層~~~

【上級デーモンを倒しました】

【レベルが上がりました】


「そろそろ下の階層に降りるとするか。さっき階段も見つけたし。そういえば、全然冒険者たちと出くわさないよな。こんなにダンジョンに籠ってんのに」


俺は疑問におもいながら下の階層へと進む。


~~~三十二階層~~~

【悪鬼を倒しました】×6


「なんでこんなに魔物が出現するんだ?ほかの階層に比べて遭遇率高すぎだろ。またいんじゃん」


俺は火魔法で目くらましをし背後を取り首を切断する。


【悪鬼を倒しました】

【レベルが上がりました】


周りに魔物がいないか確認すると宝箱を発見した。 目の前まで移動し鑑定をし罠がないか確認をする。

ないことを確認し早速開ける。出てきたのは赤い色のした薙刀だった。


「薙刀か。小さいころに少しだけやっていたから使えないことはないし、当分薙刀を使うことにするか」


俺はその場から離れ薙刀を素振りしていく。


【新しいスキル薙刀術を入手しました】


予想通り薙刀術を獲得した。薙刀の性能も気になった俺は鑑定をする。


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煉獄

ランク:S

説明

魔力を流すことでで刀身に炎を纏うことができる。

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読んでいただきありがとうございます

これからもよろしくお願いします

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