第11話
~~~二十五階層~~~
めんどくさい奴と出会ってしまった。
「どうだい?僕とパーティーを組まないかい?君に助けられ心を打たれたんだ」
遡ること数分前
「助けてくれー。死にたくないー」
悲鳴を聞いた俺は身体能力を上げ全力で声が聞こえた方に向かう。
そこには邪鬼に襲われている男が居た。数秒したら邪鬼の拳が届くという状況だったので、空間魔法で男の空間を断絶し攻撃を防ぐ。
「もしや、僕の隠し能力でも目覚めたのか?ふっふーん、この僕を殴れるなら殴ってみろ」
急に調子に乗り出した男を見た俺は助けるのをやめようかと思ったがそうも行かないので光魔法でこめかみを貫く。
【邪鬼を倒しました】
【レベルが上がりました】
男は周りをきょろきょろして俺の存在に気付いた。こっちに来ようとするが空間魔法を使っていたので解除した。
~~~現在~~~
「僕と君が一緒に組めばZランク冒険者にだって勝てると思うんだ」
「それは無理だろ。前にステータスを見せてもらったがまだ勝てるとは思えんかった」
「なーにー、君はZランクの冒険者のステータスを見たことがあるというのかい?それは何とも羨ましいね。僕と組まないかい?」
こいつめんどくせぇー。
「パーティーを組む組まない以前にダンジョンの真ん中で大声を出すな。邪鬼たちが寄ってくるだろ」
「確かに君の意見の通りだ。それで冒険者ランクは何なんだい?僕はBランクっさ!」
こんなやつでもBランクになれるのかよ。
「俺はAランクだ」
「なーにー。僕よりも高いだと!!まぁ君の実力ならわかるぞ。じゃあ次は名前を教えてくれ。僕は三國源蔵というものだ」
「俺は乙坂葵だ。自己紹介も終わったし帰ってくれ。俺はこのままダンジョン探索を続ける」
「うーん、確かに僕の状態は万全じゃない。だから、後日また会おう。連絡先を交換しようじゃないかー」
こいつと交換したら携帯の充電が早くなくなりそうだな。でも、断ったらめんどくさそうだな。
「わかった」
考えた結果、交換することにした。連絡先を交換し別れた。
「個性が強い奴だったな」
そんなことを考えながらダンジョン探索を続けることにした。
~~~二十八階層~~~
【火竜を倒しました】
【レベルが上がりました】
一体、二体なら余裕で倒せるが三体以上で襲われてしまうと倒すことはできるが苦戦してしまう。もしかしたら、死ぬ可能性もある。
「さすがに死ぬ可能性もあるし、上の階層でレベリングしてからここの探索を再開しよう」
~~~二十七階層~~~
【竜を倒しました】
【レベルが上がりました】
竜も確かに強いが火竜ほどじゃない。飛ばれたらめんどくさいが翼を先に潰せば地を這いつくばるただの雑魚だからな。
「さて、二日くらいレベリングをすることにしよう」
~~~二日後~~~
━━━━━━━━━━━━
名前:乙坂 葵 性別:男
称号:無限の可能性 Aランク冒険者
レベル:115/∞
HP:SS
MP:SSS
攻撃:SSS
防御:SSS
敏捷:SSS
運:SSS
ユニークスキル:早熟 限界突破 剣召喚
鑑定 弱点看破
スキル:アイテムボックスⅨ 身体能力上昇Ⅹ
空間魔法Ⅶ 火魔法Ⅷ 光魔法Ⅹ 闇魔法Ⅹ 魔剣術Ⅲ
━━━━━━━━━━━━
この二日間で剣術のスキルレベルがⅩになり進化して魔剣術になった。効果は属性魔法を魔力なしで纏えるようになった。
「さて、二十六階層に行くとするか」
━━━━━━━━━━━━
読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。