第8話
左腕がない状態でも勝てると踏んで、魔法なしの接近戦で戦うことにした。
身体能力上昇を使うと同時に剣を召喚する。一気に地面を蹴りジェネラルオークの首を切断しようと横薙ぎをするが斧で防がれてしまった。カウンターを喰らってしまい腹に蹴りを喰らってしまった。
「痛ったー。あの斧が専用武器ってことはたぶん壊せない。どうすればいいんだ?」
どう倒そうか考えていると、オークが大きな斧を振りかぶって突進してきた。アイテムボックスから業火の大剣を取り出しそれを投げて攻撃するも斧で弾き飛ばされていしまう。
その隙を見逃さなかった俺は懐に入り込み胸を切り裂くが分厚い筋肉のせいで大したダメージを与えることができなかった。
すぐにその場から離れ体勢を整える。もう一度近づこうとしたが、火魔法を攻撃してきた。いきなりすぎて避けるのが遅くなってしまったため足に被弾した
「あっ、これ魔法なしは結構きついな。このまま続けても負ける。あのスキルを使うとするか」
限界突破を使う。発動した瞬間自分の体が嘘みたいに軽くなりちょっと歩いただけでジェネラルオークの目の前にやってきた。長く使えば使うほど代償が大きくなると思い出し、弱点看破を使い心臓部分が赤く光るのが見えた。そこに向かって拳を突き刺す。
【ジェネラルオークを倒しました】
【レベルが上がりました】
死体があったところは魔石と紫色に光る片手剣が落ちていた。それを拾い上げ鑑定してみる。
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魔剣・鬼殺し
ランクSS
説明
魔石を食べさせることで成長可能。オーク系に対する攻撃力が三倍になる。
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業火の大剣なんかより数倍鬼殺しの方がいいと思い、今日売ることにした。
このまま探索しようと思ったが冒険者協会に帰ることにした。
~~~冒険者協会・四谷支部~~~
「Cランク昇格おめでとうございます!本日はどのような御用で」
「これでお願いします」
俺はそう言ってジェネラルオークの魔石と業火の大剣を渡した。
「これは・・・裕二様が使っていた武器ですか・・・本当に売ってもよろしいんですか?また争いになりませんか?」
「その時はまたぶっ飛ばすので大丈夫ですよ」
「かしこまりました。少々お待ちください・・・魔石と業火の大剣を合わせて122万円になります」
「Bランクの昇格条件って何ですか?」
「ハイオーガを十体倒すのと、冒険者協会の職員と戦って認めてもらえば昇格になります。頑張ってくださいね!」
協会を出てホテルに戻る。
~~~四谷ダンジョン・十八階層~~~
【ハイオーガを倒しました】×12
義手を製作依頼してから一週間が経過し、今日でやっと義手の受け取りが可能となった。どんな義手になってんだろうと楽しみになりながらダンジョンから帰っていた。
~~~武器屋~~
「おっ、来たか。待ってたぞ。ちょっと待っといてくれ。今持ってくるから」
俺はその間に成長の魔剣がどれくらい成長したか確認してみる。
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成長の魔剣
ランク:B+
説明
絶対に壊れることはなく、持ち主が成長すれば共に成長する。自由に大きさを変えることも可能。成長したことによって刀身に闇を纏うことができる
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読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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