第5話

タダで武器を手に入り大金を手にした俺は気分がよかった。本当はネカフェに泊まろうかと思ったがちょっと高いホテルに泊まることにした。


~~~ホテルガルーダ~~~

「いらっしゃいませ、本日はお食事ですか?宿泊ですか?」

「宿泊でお願いします。一週間でお願いします」

「かしこまりました。62万になります。今払いますか?それともチェックアウトのときに払いますか?」

「これでお願いします」


冒険者カードを渡す。冒険者カードは銀行口座と連携されており、買い取り金額などはすべて振り込まれる。そのほかにもカードの役割も担っている。


「冒険者様だったんですね。カードありがとうございます。お部屋にご案内致します」


★★★★★

「すっげぇー-。東京を一望できるやん」


十階くらいに案内されるのかと思ったが、最上階(112階)に案内された。


「冷蔵庫に入っているものは自由に食べてもいいし、ご飯の時間になったら部屋に届けてくれるし本当に最高だな。一生ここで暮らしたいな」


そのためにもダンジョンに潜らなければいけないなと思った。


「初めてのダンジョン探索で疲れたし寝るかー。その前にお風呂に入らないとな」


~~~次の日~~~

「いらっしゃいませ、本日はどのような御用ですか?葵様」

「Cランクに昇格するには何の魔物を倒せばいいんですか?」

「下級デーモンを五体討伐が条件ですよ。他に聞きたいことはありますか?」


お礼を言い冒険者協会を出てきた俺は下級デーモンがいる八王子ダンジョンに向かうことにした。


「おい、ちょっと待て。俺の大剣を返せ。俺の商売道具なんだわ」

「またお前か」


せっかくいい気分で電車に乗ろうとしたら、昨日の大男が話しかけてきた。


「お前が大剣を奪ったせいでダンジョン探索行けねぇじゃねえか。どうしてくれるんだよ」

「それはお前が”俺に勝ったらなんでもいうことをきいてやるって”言ったからだろ?自分の言ったことも忘れたのか?健忘症だろ」

「・・・それ以上しゃべるな。殺すぞ」

「お前がしゃべるな」


そう言って、昨日と同じ場所に光魔法を貫き、電車に乗り込む。


「グッ、待て。次会ったときは絶対に殺してやるからな」

「三下みたいなことを言うなよ」



~~~冒険者協会・八王子支部~~~

中に入った俺は下級デーモンの情報を集めるべく受付の人に話を聞いてみる。


「いらっしゃいませ、本日はどのような御用で」

「下級デーモンの情報って貰えますか?」

「かしこまりました。下級デーモンは闇魔法をメインで攻撃してきます。群れで行動するので気を付けてください。弱点属性は光と雷になります。七階層に出現するので。これで情報は以上になります。頑張ってくださいね」

「ありがとうございます」


潜る前に昨日入手した大剣の情報とステータスを見てみる。


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業火の大剣

ランク:B+

説明

自分の魔力を消費し炎を纏わせることができる。自由に重量を変えることができる

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そこそこ強いなと思いながら今日は使わないなと思いアイテムボックスにしまった。


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名前:乙坂 葵 性別:男

称号:無限の可能性 Dランク冒険者

レベル:32/∞

HP:BB

MP:A

攻撃:A

防御:BB

敏捷:B

運:SSS

ユニークスキル:早熟 限界突破 剣召喚

鑑定 弱点看破

スキル:アイテムボックスⅣ 身体能力上昇Ⅴ

空間魔法Ⅱ 火魔法Ⅱ 光魔法Ⅴ 闇魔法Ⅱ 剣術Ⅳ  

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強くなっているのは実感しているけど・・・ちょっと成長率が悪くなっているんだよなー。


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