第2話

「ここがダンジョンか。テレビで見るのと実際に見るでは全然違うな。時間も惜しいし潜るとするか」


~~~一階層~~~

中は鍾乳洞のような洞窟で、灯りのようなものはないのに明るく、寒さもなく、熱すぎることもな。結構快適な空間だった。

そんなこんなで探索していると、魔物を発見した。


「あれがグリーンゴブリン。気持ち悪いな」


グリーンゴブリンは身長百十センチくらいで全身緑色の人型の魔物だ。知性は幼稚園児くらいしかなくダンジョン内では最弱と呼ばれている。


「グギャグギャ」


初めての魔物との会合。緊張すると思ったが思ったより冷静だった。

俺は剣召喚を使ってみる。すると、何もない空間から黒と金を基調とした剣だった。


(かっこいいな、どんな能力を持っているんだ。鑑定してみるか)


━━━━━━━━━━━━

成長の魔剣

ランク:D(現在)

説明

絶対に壊れることはなく、持ち主が成長すれば共に成長する。自由に大きさを変えることも可能

━━━━━━━━━━━━


武器代が浮いてラッキーだなと思いながらも、この剣が破格の性能を持っていることに驚きを隠せなかった。もし、壊れない武器を買うってなったら数億は下らない。


「グギャグギャ」


一度、剣のことは置いといて目の前の敵に専念する。


(剣の使い方がわかる。これが剣術スキルの効果か)


グリーンゴブリンの棍棒攻撃を避け、すぐさま近づき剣を振り下ろす。

切られた箇所が甘かったのかまだ立ち向かってくる。最初よりもスピードが遅く簡単に攻撃を避けれた。後ろに回り込み首を切り落とす。


【グリーンゴブリンを倒しました】

【レベルが上がりました】


死体が淡い光を放つと消え始めた。死体があった場所には魔石と呼ばれる紫色の石があった。


「これが魔石。金に換金できるのか。体も動かせて金も稼げる。最高の職業じゃねぇか」


魔石は大きければ大きいほど秘めているエネルギーが多く、Fランク魔石とEランク魔石のエネルギーの差は十倍にも及ぶ。現代では魔石が現代では必要不可欠な存在となっていた。


「この調子で魔物を狩っていくとするか」


★★★★★

【グリーンゴブリンを倒しました】×5

【レベルが上がりました】


「魔物も拾ったし二階層に行くとするか。何にも調べずに潜ったから何が出るかわからないんだよなー」


そんなことを考えながらも階段を下る。


~~~二階層~~~

一階層と景色は相変わらず洞窟だった。少しだけでかくなっているが。


「さてさて、なんの魔物が出現するのかな?」


湧き上がる興奮を抑えながら歩いて魔物を探す。体力がなくなって死ぬのは御免だしな。


「ブモーブモ」


生息していた魔物はオークだった。この階層に居座れば食事には困らないなと思いながら剣を召喚し構える。


「ブモォォォォ」


叫びながら錆びてる斧を無秩序に振り回してくる。


「危ないな。剣じゃ近づけないし光魔法で倒すとするか」


光魔法を人差し指に収縮させ眉間に照準を合わせて放つ。


「ブ、、モ」


【オークを倒しました】


「ゴブリンを倒した時も思ったけど光魔法を人に向けちゃだめだな。まぁ、オークも余裕で倒せたし階段が見つり次第下りることにするか」



階段をすぐに発見することができたが、非常事態に陥っていた。なんと、階段の前に四倍のサイズのオークがいるのだ。しかも、禍々しい斧を持っている。


「見ていても分からないし鑑定してみるか」


━━━━━━━━━━━━

名前:なし 性別:オス

種族:エンペラーオーク

称号:変異個体 帝王

七つの大罪スキル保持者

レベル:100/100

HP:SSS

MP:S

攻撃:Z

防御:S

敏捷:AAA

運:E

ユニークスキル:特異点 暗黒魔法

強欲

スキル:斧術Ⅷ 五感上昇X 状態異常無効X  

━━━━━━━━━━━━


あっ、これ勝てないな。ちなみに今の俺のステータスはこれだ。


━━━━━━━━━━━━

名前:乙坂 葵 性別:男

称号:無限の可能性

レベル:11/∞

HP:CC

MP:CCC

攻撃:B

防御:C

敏捷:CC

運:SSS

ユニークスキル:早熟 限界突破 剣召喚

鑑定 弱点看破

スキル:アイテムボックスⅡ 身体能力上昇Ⅲ

空間魔法I 火魔法I 光魔法Ⅱ 闇魔法I 剣術Ⅲ  

━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━

読んでいただきありがとうございます

一応毎日投稿なので楽しみにしてください

これからもよろしくお願いします

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る