2023 05 19
浜のブローカーTさんのこと(その4)
宝石ブローカーで、日本全国に渡り歩くことをやったそうです。
Tさん曰く「商品は違うけど、フーテンの寅さんよ。北海道から九州まで車で行った事よ。ベンツだとよ、運転が楽なんだな。二年で20万キロ走ったな。知り合いの中古車業者が居てな、結構高く買ってくるんだな。でもよ、店に出たらメーターが20万キロが5万キロになってやがるんだな。俺、知らないよ。てな訳」
バブル全盛になると、宝石,時計から美術品,絵画、ブランド品までやって、手広くやり、東京、横浜辺りでは、宝石、美術品ブローカーの名も知られることになったようです。
Tさん曰く「最初、画商と行くと絵画があるけどな、大概は宝石もある訳よ。絵画は9割は男の世界だな。女は自分で宝石なんかには買わないしな。男に買ってやるの。男が絵画を買うと、何故か女に宝石を買ってやるのよ。しかし、一億の絵を買うとその一割だな。一千万が限界だ。それで絵画の方が利益になるのが分かったんだな」
美術品にも出て行ったようで、交換会にも入ったようです。交換会と云うのは、美術品の業者オークションです。業者も売り手で、業者も買い手です。そこで相場が決まってしまうのです。会主がいて、あまり高くなると「下待ち」と云ってそれまで競った者がくじを引くのです。くじに負けた人には5%の報酬が貰えるのです。
Tさん曰く「交換会で横山大観の富士が出た訳だ。それも三点も。俺はハッスルするよ。すぐに三億まで上がって二人で下待ちになったんだな。くじで負けて5%の1500万貰ったんだがよ、他の残りの横山大観も下待ちで負けて都合4500万円貰って帰ったな。今になったら、バブルなんてよ、みんな狂ってたぜ」
遂に、ウクライナの反撃が始まったそうです。あっという間に、二個師団が壊滅したそうで、ロシアは撤退したと云ってますが、実際は、逃亡ですな……
ちなみに、知らなかった事ですが、100年前にウクライナが海を隔てた日本の隣にあったのです。短い期間ですが、1918年~1922年実際にあったのです。正確には、極東ウクライナ共和国です。ウクライナ人の国家でした。4年ほどでソ連の圧力で崩壊しましたが、ロシアが崩壊したら、極東ウクライナ共和国が再びあるかもしれんですな?
そんな事は全然知りませんでした。戦後の左翼が、ある無い事ない事、自分達の都合で歴史を教えて来なかったんですね。高校の歴史の教師も共産党が正義と云ってました。その教師も、その後転向して高校の校長になってます。左翼は時々右翼になれる訳ですね。
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