2023 05 12

  浜のブローカーTさんのこと(その3)


 Tさんは、順調で、店も大きくなり函館支店も出したそうです。従業員も10人いて、その中の姉妹を愛人にしたのです。

Tさん曰く「あの頃が人生のピーク。昭和55年辺りだったな」

 税務署がやって来たのです。それも、検察までついて来て、税金取られるわ、追徴金とか、重加算税とかあったりして、

Tさん曰く「税務署が入ったら、半端じゃないぜ。何もかも取られるからな。仕舞いには、ケツの芝毛まで抜かれるからな」

 

 結局、倒産という事になり、離婚して東京に行くことになった訳です。航空券一枚で東京に発つと、可哀そうになったのか、愛人の姉妹から餞別だと云って、50万円貰ったそうです。空港で姉妹に奢られた味噌ラーメンが忘れられませんと云ってました。

 Tさんは、東京で一から出直すことを決めたのですが、最初はパシリのような仕事で、何とか食っていたようでした。三年程経って少しだが貯蓄もあり、再起を期し札幌に帰ったところ、なんと、あの愛人の姉妹は札幌の宝石商でトップになっているではありませんか。顧客もほとんど以前の客だったのです。

Tさん「ちょっと待て、と云いたかったけどな。今更どうしたことも無かったしな。餞別も貰ったしな。味噌ラーメンもあったしな。結局三人でホテルに行って朝までよ。三年ぶりだからな。35歳頃だったからな、女二人で相手しても平気だったな。元気だったしな」

 結局、札幌の店は断念して、宝石ブローカーに徹した訳です。



 クレムリンにドローンが突入したとありますが、多分、自作自演でありますな。ロシアも戦争継続は不可能になったようで、自作自演とかしか無いようですね。花火に毛の生えたような攻撃で、屋根が焦げたような大したことも無い。ロシアの始まりの終わりです。プーチンもあの世で待ってるチャウシェスク、サダムフセイン、カダフィあたりも大歓迎してるかな? ヒトラーとかムッソリーニが牢名主になってるのかな?


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