シロクマダイアリー3
なかむら嶺々
「君」への想いは続く。これからも、ずっと。
ひと区切り 立ち止まりてふと 浮かぶもの
君の面影 声しぐさ
誕生日 お茶とお喋り? 山歩き?
どちらにしたって 今からわくわく
はるかぶり バルコニー越し 再会の
二人はさしずめ ロミオとジュリエット?
君の云う 「また連絡する」は いつが「また」?
辛抱足りぬ 吾は駄々っ子
帰省の子 成人式の子 みな大事
それと等しく 君もまた大事
暑さ過ぎ
君想わぬ日 一日たりとも
ふと君は胸に 舞い降りてくる
逢えずとも 知らず
想うが
寂しさと 同時に想いを 再認識
逢えない日々に 君への気持ち
「おはよう」言う 壁に飾った シロクマに
その背丈 百 七十二センチ
待ち侘びて 返信ありて 「嫌いには
ならぬ」の一文 命拾いする
君の想い 今
君に苦しみ 癒してほしい
重箱の 隅をつついて イヤミ言い
君が「ごめん」 吾れ自己嫌悪
これは試練なの? ねぇ神様
愛犬の 屈託なさが
君も仕事も 今忘れたい
わかってる 臍曲がりが いけないの
治せるものなら とっくにやってる
すれ違う 心
七七詠むのも
気忙しく 季節愉しむ ゆとりなく
稲の背丈に 移ろいを知る
お世辞でも 綺麗になったと 褒められる
君のおかげか 高級コスメか
君の家 通るだけで 胸が”ぎゅっ”
今なにをして なにを想う?
吾を置き 曇天の山 行く君の
無事を祈りて 里より望む
愚痴り合い 発散もよし 認め合い
励まし合うは 尚いっそうよし
弱いけど 強くあらねば ならぬとき
君の存在 そっと背を押す
夢で逢う 変わらぬ優しさ 温もりに
夢と
君のよな きれいな顔に なりたいな
毎日鏡 眺めていたい
いつだって 会いたいけれど
とき尚いっそう 君が恋しく
雲間から 沢の残雪 吾
ねぇ 今年こそ 山連れてって
語らいの お供に欠かせぬ 君と飲む
コーヒー一杯 無二のご馳走
シロクマダイアリー3 なかむら嶺々 @nene_n
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