応援コメント

音叉」への応援コメント

  • しっかりと落ち着いて書かれた文体が、情景や感情の描写が、主人公の無力感と諦観と、それらだけでない何かを感じさせますね。
    引き込まれたところで出くる女生徒。
    主人公の心は変わったというわけではなく、光を見つけたという感じでしょうか。
    彼の歌う歌は切ないんでしょうな。でもそれは安っぽい切なさじゃなくて……うまくいえないですね。
    熱い思いとままた違いそうな……。
    聴くと、重めの煙草をすって胸にグッときたときのような感覚が、きっとあるんだろうな。そんなふうに思います。

    作者からの返信

    マサムネ様、ご感想ありがとうございます!

    私は憑依型の創作家でして、特にお話を書く際は何かが耳元でずっとぶつぶつ人生語りを呟くのをそのまま文に起こしているというようなテイなのですが、それだけに書き出したものに対して見てくださった方たちが寄せてくださる感想に「なるほどな」と再発見をいただけることが多いです。
    マサムネ様のご感想にも、なるほどマサムネ様には彼らの人生がそのように映ったのか、と大変得心をいただきました。言葉を尽くして感じたことを語ってくださり、感謝します。

    主人公の彼がこれからどういう道を選ぶにせよ、女生徒との関わりや彼が不良として過ごした時間もずっと彼の上に生き続けていくんでしょうね。その「厚み」が人の感情を振るわせるのが創作や表現なのかもしれないですね…。