第18最終話 死闘3 双子中亮一逮捕さる!
「宗像さんサービスフロントにお客様です。」
フロント受付事務のつばさ、久美ちゃんと消えて行った彼女達は亮一にレクイエムを歌う機会を残し、「いらっしゃいませ。」アレッ?と怪訝な表情を残し、客席へ接近して行った。
「ナオミ?どうした?」
と言う前に「双子中さん、お話が有ります。」逆プロポーズか!?
ちょっとダケ気持ちが上ずった。
輸出業者からの受注で新車を10台、20台と数を稼げる販売先を確保していた。
のに・・・。マサカ惚れ直して謝罪に来たのか?
「私ね、来月の4月に結婚しまーす!」
上善寺直美のカミングアウトでは、亮一と同じく、「新車営業の米原務(まいばらつとむ)さんなのよ!」
と弾んだ声色で新郎の紹介までされてガックリ来ていた。
元々宗像が極妹を相手に不倫をしていたから悪い! と、言わんばかりの超復讐だった!
そしてサ・ク・ラ散る!
亮一の胸中に渦巻いた寿の桜渦は、終わり無き世のめでたさを醸し出していた。
宗像亮一の不幸は続く。
販売ディーラー社屋の3階に女子社員更衣室とシャワールームがあり、盗撮の為に仕掛けておいたビデオカメラが、総務部の女子社員に発見され、上司に相談の上県警に通報となり、大挙して捜査にやって来た警察官に証拠物件として、押収された亮一のビデオカメラに足が着き、盗撮容疑として、緊急逮捕された!一週間の交流は、自動車販売業界に知れ渡り、商談中の見込み客などは、商談キャンセルが相次ぎこの影響は約2年間続いた。(了)
「
コロナ族vsオミクロン族・クミよ永遠に しおとれもん @siotoremmon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます