第10話  正義のオミクロンコロナを迎撃すべし!

身長の大中小の順でいくと、針屋貞(はりやさだむ)通称ハリー、相楽児育(さがらじいく)通称ジャック、高仲主羅(たかなかすら)通称スーラン。

新型クロスを見学に来て亮一の相手になった3人の面々が彼らだった。

 スーランは唯一宗像亮一に立ち向かった一人だったが、性格は極めて温厚で、他人との争い事を好まない若者の一人だった。

 一方、亮一はどうやってオミクロンがコロナを抑制出来るか?考えていたが、中々考えが纏まらず正午を軽く超えていた。

 大体亮一達は、地球人よりも科学が超越している種族の争い事に巻き込まれた唯一の地球人だったが、唯一亮一だけだった。

 太刀打ち出来る筈がなかった。

太刀打ち出来ない種族・・・。

「そうだ!お互いに潰し合いとかケンカさせれば良い! でも・・・、コロナ族が先に地球に来て、クラスターを巻き起こし、パンデミックに陥った。

 コロナ族が寄生したお陰で白血球が異常反応をして沢山の人類が亡くなった・・・。

その後、オミクロンが地球に来てコロナ族を抑制しようとしている。

 もう既にオミクロン族とコロナ族はケンカしてるし・・・。

オミクロンはノーマルで健康な人類に寄生して動かずにコロナ族の寄生を迎え撃つ!だから

感染症状が軽いんだな。

 しかし亡くなっている人も居る・・・。高齢者や基礎疾患保有者だ。

人類はモデルナやファイザーが立ち向かっているが、ワクチン接種は拙速じゃないのか? 

 オミクロンが駆除されればコロナ族が蔓延するし、オミクロンとコロナが人類の体内で戦えば体力が無い人類は死滅する。

 つまり高齢者や基礎疾患を持つ身体障害者の事だが、彼らが危ない! 

オミクロンがカプセルに入って居れば何とも無いのにな・・・。

 そうだ!オミクロンがカプセルに入って人類の体内で待つ! 

何も知らないコロナ族が人類の体内に侵入して来る! 

 オミクロンがコロナ族の腕を掴みカプセルに引き摺り込む!

そこで戦闘をやれば人類の体内は平凡な生業をしているだけ!副反応は起こらない!

 題して「愛のパックリパクパクマシン作戦!」ナオミに会う必要が有る!


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