第5話 アエウツハマー星の住人コロナ族
久美ちゃんは眼が点になっていた。口が半開きだった。
久美ちゃんが言うには、1年前にコロナ感染症がパンデミックを起こしたのは、コロナ星人が地球に侵入し、地球人の体内に寄生したからで、その理由は水星よりも太陽に近いアルツハイマー星があと14000年後にアルツハイマー星の公転軌道がズレて星一個分太陽側に近寄る為、所謂アルハイマー星が太陽に吸収されて多くの人が焼け死に種族が絶える恐れが出た為で、新天地を求めてオミクロン族から分科したコロナ族が先行して地球に降り立ったのです。「コロナから変異株として分科したオミクロンじゃなかったのか?」
眼を丸くして興味津々亮一は、久美ちゃんの説明を聴いていた。驚愕だった!
「ところが、地球に来てみて人間という動物に出会い、自分の身長は直径100ナノメートルでしか無いのに人間はより良い動物で、私利私欲に溢れているから寄生しやすい!
地球を乗っ取ってやろう!と言う訳で寄生を始めたのです。」
それでコロナは手強いのか! 感心した亮一は久美ちゃんに椅子に座る事を促し、自分は右側の椅子に腰かけて右肘を机に乗せて話を聞く体制を取った。
でも、久美ちゃんはつばさとは明らかに性根が違い素直な眼差しを真っ直ぐに亮一に向けていた。
瞬きするときに眼をパチクリ!見開いては相手を良く見ていた。
眼を逸らさず優しさの暖かな眼差しは亮一のささくれ立った心をなめして行った。
久美ちゃんの事を思うと心が仄々とする・・・。
久美ちゃんと一緒に帰った、久美ちゃんと一緒にお昼ごはんを食べた
。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます