第3話 フルモデルチェンジの亮一!
いそいそと2階営業課フロアから1階新車展示場へ一目散に・・・。
亮一の足取りが止まったのは言うまでもなく、二、三人の若者が新型車の周りを取り囲んで、頻りにバックドアの下に足を差し入れたり、ショックの固さを確かめたりしていたからだ。
「いらっしゃいませー。」と言いながら3人の客の顔を確かめながら目の前を素通りし、サービスフロントの中に消えて行った。
勢い良くドアを開けてサービスフロントへ飛び込む! えっ?反射的に眼を閉じ瞼を固く締めたギュッ!と、締めなければ瞳がやられていただろう。ホワイトアウト!
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