故郷帰還編
第18話 進め
僕たちはカザオカ村の近辺に到着した。ここからは魔獣が多く危険な場所だ。
「ペドロさん。神眼で村の周辺と中を確認していただけますか」
「分かりました」
ペドロ師匠が神眼で確認すると村の周辺と中に魔獣が数多くのいるらしい。だが僕たちが撃破できない程の魔獣はいないらしい。
「ではこれより魔獣掃討作戦を始めます。他の村や町の冒険者もいらっしゃるので協力して魔獣を撃破してください」
僕たちはカザオカ村に向かって進み始めた。村の外にいる魔獣たちは僕たちに気づき、襲ってきた。
「みんな。恐れるな。行くぞー!」
前線にいるペドロ師匠は言った。冒険者はそれぞれ魔獣と対峙する。
後方にいる僕たちの所にも魔獣たちが襲ってきた。
今僕の目の前にはホワイトウルフがいる。僕の頭の中には父がホワイトウルフに首を噛みつかれて倒れる映像が思いうかぶ。
ホワイトウルフは僕に向かって突進してきた。
「アレス。危ない!」
後ろからエリーの声が聞こえる。
大丈夫だよ。エリー。僕は強くなった。約2年半の間、ペドロ師匠と毎日剣を打ち合っていた。決してペドロ師匠に勝てることはなかったけど僕は強くなっている。
僕は神眼に意識を向ける。ホワイトウルフがどう動くかうっすらと見える。
鞘から剣を抜き剣を構える。僕は足を踏み出しホワイトウルフに突進する。ホワイトウルフとすれ違いざまに首を斬った。
そうして進んだ冒険者とギルド職員は村の入口の前に着いた。
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