第15話 私も頑張る エリー視点
私は今グリーンゴブリンに襲われそうになった。そこにアレスが現れてグリーンゴブリンを撃退した。かっこよくみえた。
「エリー、大丈夫か」
アレスは私に怪我がないか心配してくれた。アレスはいつからこんなにかっこよくなったんだろう。前までもかっこよかった。だけど今はもっとかっこいい。
その日の夜にココロギ村の冒険者の全員で村の中の安全確認が行われた。ペドロさんの神眼で村の柵の一部分が壊れていることを見つけることができた。
私はベッドで今日の出来事について考えていた。アレスがすごくかっこよかった。
そして何もできなかった私がいた。私は冒険者ギルドで働いてお金を稼いでアレスを守っていると思っていた。だが守られているのは私の方だ。
「私も強くなりたい!」
次の日私はギルドの奥にある倉庫に来ていた。魔法について本で学ぶためだ。私はアレスと違って魔力量はかなり多い。だったら魔法を学ぶ方が良いと思った。
ギルドマスターにも本を借りる許可をもらい、魔法に関する本を借りようとしたがどの本が何なのか全く分からなかった。
「エリーまだ選んでないのか」
「ギルドマスター」
本を選ぶことに困っているとギルドマスターが来た。
「エリーは魔法に関しては素人だろ。この本にしときな」
「はい」
私はギルドマスターに選んでもらった魔法の本を借りて仕事に戻った。
仕事が終わり自分の部屋で魔法の本について見ている。私にとってはとても難しいことがいくつも書いてある。
「難しいな〜。だけど頑張ろう」
アレスのために。
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