第12話 お願いします
僕は今日もペドロ師匠に剣を教わっている。
「アレス、もう剣を頑張るしかなくなったな」
ペドロ師匠がニコニコしながら言ってきた。すごいムカつくな。ペドロ師匠も僕と魔力量同じぐらいだろ。
ペドロ師匠の剣はとにかく相手の急所に攻撃するものだ。とことん僕のあちこちに攻撃される。
今日もボコボコにされた。僕の左目の神眼の力を使えるようになればやられずにすむのかな。
「アレス、冒険者登録をすませたと思うがまだ依頼は受けるな。12歳から依頼を受けてもいいぞ」
「どうして。せっかく冒険者登録したのに。なんで12歳からなんですか?」
「お前にはまだ危ないからだ。俺が初めて冒険者ギルドで依頼を受けたのが12歳の時だからな」
確かに今の自分では危ないことは分かる。だが早く冒険者として依頼を受けたい。僕はペドロ師匠に早く依頼を受けれるように頼みこんだ。必死に頼みこんだ。一週間ひたすら頼みこんだ。
一週間後。
「もう分かったよ。9歳からは依頼を受けてもいいぞ。ただし、危なくないものを選べよ。危ない依頼は俺が認めてからだ。」
よし。
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