応援コメント

第3話 二回戦」への応援コメント


  • 編集済

    野栗さま、今回も愉しい野球狸たち、有難うございました。
    この章の最後、「スタンドの前に整列すると、球場を揺るがす蜂商スタンドの声援と拍手を縫うように、二塁手と控えの名を叫ぶ声が耳に届いた次の瞬間、列は崩れた。二人は両手で金網を掴み揺すぶっては、彼女の名を声の限りに叫んだ。」が理解できませんでした。二塁手と控えの名を叫ぶ声は誰のものでだれの耳に届いたのか(この時点では万作も市松も整列しているはずですので)、二人がなぜ金網をゆすぶって彼女の名を叫んだのか教えて頂けると嬉しいです。

    作者からの返信

    拝復 拙い作品お読みいただきありがとうございます。
    ご質問の件ですが、以下、お答えいたします。

    二塁手と控えの名を叫ぶ声は、この章の「美馬高校側のスタンドは閑散たるもので、野球部OB、部員の家族親類、そして二塁手と控えの三年生の彼女が前の方に集まっているだけだった」の文中の「彼女」です。

    ナインは全員整列しているのですが、彼女の声を聞いて、二塁手と控えの二人が観客席にいる彼女の方に駆け寄った、というシーンです。

    世界の中心で愛を叫ぶ! という感じでしょうか。

    あまりくだくだしく書くと台無しになりかねない場面だと思い、ぎりぎりまで説明を省きました。恋愛ものが本当に苦手で、このような場面を描くのは、自分の中ではまさに未踏の境地に踏み込む「チャレンジ」でした。ご指摘通り、わかりづらい面が相当あるかと思います。
    読み返して、検討したいと思います。

    リアルで考えると、試合後の応援に対する整列・挨拶の場面で列を抜けて「勝手な行動」をするのは基本あり得ないのかもしれません。このへんは、狸に化かされているとでもいうことにしておきましょう(^-^)