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本作品集は、元々「習作」という題名で昭和十五年から十七年にかけて執筆された作品群であった。竹中芳視の失踪から五年後の1950年、親族の手元に残されていた草稿集の中から「壹」「參」相当部分のみが発見されていたが、当時は単なる研究メモと目されていた。ところが2006年になって上海の財閥・芙蓉公司のコレクションの中から「貳」「肆」「伍」「陸」の肉筆原稿と「壹」の写しが発見され、一連の作品集であることが判明した。併せて「七つの創作神話による習作」という題名が添えられていたことから、収蔵当初は全七篇からなる短編集であったことが推察されるが、発見時には既に七篇目は散逸した状態であった。
日中戦争勃発時から戦後にかけて芙蓉公司総裁の地位にあった
本作品集の幻の七篇目には、芙蓉公司が高額な懸賞金をかけている。そのため、これまでに無数の作品が寄せられたが、いずれも真作としての認定を受けるには至っていない。
七つの創作神話による習作 かとりせんこ。 @nizigaro
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