第27話
「えっ、私に電話って」
まさか、もう私と仲良くしようと??
「だから、出てお母さんからだから」
「お母さん??」
彼女さんじゃなかったの??
「もしもしお母さん」
「あー、もうやっと出た。電話出なさいよ」
「ごめんお母さん。私色々と忙しくて」
「うん、なら仕方ないわね。それより、お兄ちゃんと仲直りしたの?」
「えっ」
私はお兄ちゃんを見る。めちゃくちゃ視線を感じる。
「したよ」
「はぁー、やっとなのね。ずっと心配してたわ」
「ごめん、お母さん」
「あ、私そろそろ時間ないから、嫌わね。お兄ちゃんに伝えて、お小遣い戻すって」
「えっ、お母さん」
「あの、お兄ちゃん」
「何??お小遣いのこと言ってた?」
「うん、戻すって」
「やっとか」
「あの、もしかして私のせいで」
「そうだよ。お陰で母からも裏切られた。」
「・・・やっぱり、ごめんお兄ちゃん。」
「と言うことで、しばらくデートプラン考えるから。部屋でてくれ」
「うん」
私は扉を閉めて、一階に行き
「うぅーーーーー」
泣き続けた。
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