第25話
過去編
「はぁ?意味わからない」
「・・・」
「それって君は、春は何も悪くないじゃん」
「優?」
「そのサイコパス先生を訴えるために戦ってやる!!」
私は先生に嵌められた。してもない暴言を吐いたと言われて成績を下げられた。
これでは頑張ってテストで良い点をとった意味がない。
優は私のために先生に怒って、色んな人に訴えてくれた。
当然、先生が私を嘘ついていると言っているが優はそんな言葉に一切惑わされなかった。
そして、容赦なく先生に逆らう、
「あれぇー??昨日と言ってたこと違いますよぉー?」
普段はどんな人でも年上に敬語を使う優からは想像もつかない姿を見た。
最終的に私の容疑は晴れて、結果改善が認められた。他の生徒にも似たような被害があったと後に分かった。
ーーーーー
なのに、優はあんなに私を信じてくれたのに、私は信じられなかった。あんなに優に助けて貰ったのに、私は
春は優との思い出の写真を眺めて、
当時の恋を実感した気持ちを思い出して、それがそのまま失恋に変わっていった。
優、優、今度は信じるから、信じるからお願い。
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