強化を重ねし者(サムアップバッファー)
自身の身体能力の大きな向上を感じたニラダは冒険者ギルドに所属するスキル鑑定士であるタニアにスキルを鑑定してもらうとユニークスキルである
「つまり、このスキルを得ていたから俺は強くなれたんですね」
「そういうことさね、派生スキルはユニークスキルを元にいくつかの分岐があり、使用回数や使用方法によって派生するスキルが違うから、あんたの使用方法がその派生に分岐したという事だね」
「確かにクエストや魔物と戦うたびに使用していたので、そのように派生したかもしれませんね」
「更にユニークスキルを使用すればスキルそのものが強化されるかもしれないし、また新しいスキルが派生するかもしれないから頑張んなよ」
スキルの使用が重なれば再び新たなスキルが派生するかもしれないという話と共にニラダを励ますとニラダはお礼の言葉を言う。
「ありがとうございます、頑張りますね」
「ひっひっ、じゃあね」
その言葉を受けニラダはスキル鑑定室をあとにして仲間達の元へど戻って行く。
仲間達がニラダが戻ってくるのを確認するとそれぞれ反応する。
「あ、ニラダ君お帰り。お疲れ様」
「どうだったのかしら?」
「おお、なんか新しいスキルでも身に付けていたのか?」
仲間達の質問にニラダは自分がユニークスキルである
「すごーーーい、だからニラダ君補助魔法なしでもあんなに強かったんだ」
「だけど3日おきにしか発動しないのね、それも発動条件は補助魔法を使用する事みたいね」
「それでいつ頃習得したかは分かったのか?」
「明確な時期は分からないけど、俺は今回のクエストか、前の盗賊団を捕まえた時だと思う、それ以前は大幅に強くなっていないはずだからね」
ニラダははっきりしないものの派生スキルを習得したと思われる時期を一同に話すと更に呼びかける。
「もしみんなも自分の魔法やスキルになにか違和感があったらスキル鑑定を受けた方がいいと思う。自分の能力が分かればこの先の戦略が練りやすいからね」
「うん、あ、でも魔法がどれくらい強くなったかは気になるし、私も今から受けようかな」
「そうね、私も受けてみるわ」
「俺も受けてみっか」
仲間達はスキル鑑定を受けるも全員が以前より魔法や能力は向上していたものの、スキル等の習得は見られなかった。
だが確実にパーティー名通り確実に成長してると言えるのだ。
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