第5話
2年生でも、にんじんは同じクラスだった。新しいクラスでも色々な人が声を掛けてくれて、私は、“友達”を名乗っていた。
もう、それは素と偽りが合わさって生まれた、別の“私”の“素”だった。
体育祭も終わり、テストも終わり。もうすこし頑張れば夏休み、という時ににんじんが招待してくれたのが、例のオープンチャットだった。
そこは、私にとってすごく魅力的な空間だった。そして、1週間が経っ頃にはもう、個人的に馴染んでいた、と、思う。
そこは私にとって、私の過去のお花畑だった頃でも、クズな頃でもない、“今の私”であれる場所となった。
とても居心地がいい。みんなが話しかけてくれるし、“友達”に囚われなくてもいい空間。
私はこのオプチャが好きだ。
だから、これからも、できるだけ私と
仲良くしてやってくれると嬉しいです。
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自分の過去を自分視点で語ってみました。
たぶん過去の自分は実際もっとクズなところがありましたが、文字にするのも嫌なのでお許しくださいませ。
無理に仲良くしてやらなくてもいいですが、
こいつ(私)と話しても別にいいかなって思っていられるうちは、話しかけてやってください。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。
こんな私も人間です あめだま @yokumoeruaitu
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