海に沈める私のために

何かに少し触れた

天国に行かせて　貴方に非道いことしようとしたけど未遂だったし

ルービックキューブのようにばらばらで困った　これでは帰れないです

今会いたい　ちゃんとまともになれたから　あの頃の私　全て忘れて

燃えずとも　数年経てば星は死ぬ　ちゃんと調べた　死ぬんだってさ

花冠だけ持ってかないで　根っこごと全て引き抜いて部屋に飾って

その人の全てを知ろうとしてしまう　ごめんね少し悪い癖なの

湿地も川も羽も酸素もないせいで　コンクリートに習った愛情

行かないで　飛ばなくてもいい　黒羽が無駄に舞う羽目になるくらいなら

一緒でも分かり合えない　サイコロが貴方が六でも私が一では

揺らぎない　羨ましくて触れてみた　体の一部のような襟足