第71話 眠れない夜(パート3)



「準備はできたか、、」

「当たり前だろ、、」

「親方、、準備できました」

「時間は無制限、、膝を地面についたら終わり」

「あぁ、、」

「負けは負けだからな、、読書」

「はぁ、、それはコッチの台詞な」

「親方と隼人様には負けませんーーーッ」


隼人はベッドの

僕とリングは地面


足元に置いてある大きめな枕を見つめた

これを隼人に投げつけるか


「3」

「2」

「1」

「スタートーーーッ」


まずは隼人から、、

足元に置いてあった枕を拾って


「オラァアーーーッ」

「なっ」


僕は枕を全力投球で隼人に投げた


リングは僕に向かって枕を投げてきた


隼人に枕を当てたが

微動だもしないかった


流石は魔王、、


あっ


「ゲブシッ」

「親方、、これはゲームなので」

「あれっ、、読書、、弱くね」


リングが投げた枕に当たり

壁まで体が飛んだ


マジで痛い

骨が折れるぞ、、これ

ゴブリンキングって、、こんなにも


「容赦しませんよ、、魔王様ーーーッ」

「あぁドーンとこいっ」


えぇ

リングと隼人が睨み合って居る

2人とも枕を持って構えて居る

時間が止まって居るかのように見える


達人の間合いだっ!


すげぇ


なんか、、入ったら

骨の何本かが、、折れそう、、


「ーーーッ」


隼人が先に枕を投げた


リングもすぐさま投げた

リングの枕が隼人の枕に当たった


枕から出る筈のない電気などが飛び交った

机に置いてあった

物などがぶつかった時に発生した風によって地面に落ちた


まだ身体が痛い


「なかなかやるな、、リング、、」

「魔王様こそ、、、」

「次は本気で投げてやるよ」

「あぁ俺こそ」


ちょちょ

この部屋を消すきかーーーッ

やばい止めないと、、

流石にまずい


「隼人、、流石に部屋が消えるぞ」

「くっその通りだな、、流石にまずいか、、」

「枕投げ、、また今度やりたいですね」

「あぁ頑丈な建物でな」

「おっおう」


あぶねぇ

これ以上、、進んだら

危ねぇ


「なぁ隼人、、次は何する?」

「えー何するって言われても、、この世界にはゲームって言われても、、魔法くらいしか、、読書は魔法を使えないし」

「なんだ、、煽って居るのか?」

「まぁまぁ、、事実だし」

「ーーーッ僕に対しての魔法いじりはやめろーーーッ」

「はぁ、、ごめんな、、とりあえずボードゲームを作るかぁ」

「作る?」

「あぁ、、製造魔法だ」

「なにそれ」



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