第68話 魔法銃の使いこなし
「魔法を使えない読書がどうやって勝つのよ!」
「たしかに、、、」
「大丈夫だ、、この試合は必ず読書が勝つ」
「相手はチャンピオンですよ!」
「読書の射的速度は、、怪物だからな」
「射撃速度?」
「あぁ、、、そこらへんのチンピラ(チャンピオン)には負けないよ」
僕は自分の的から約25m離れたところで
魔法銃を構えた
アキさんも
位置に付いた
「、、、」
30秒くらいの無音が続いた
この30秒がかなり長く
体感30分くらいだった
長かった
クレアが炎の弾を空中に撃った瞬間
僕はまぁまぁな大きさ闇魔法を魔法銃から撃った
「くっ」
「なっ」
アキさんもものすごいスピードで
杖から炎系魔法を繰り出した
結果
僕の的が残り
アキさんの的が消えた
まぁ僕の勝ちだ
「すげぇーーーッ」
「流石だぜ読書」
僕とアキさんは
隼人たちの元へ向かった
「あっああのアキ様が負けた、、、えっえええ」
「一体、、読書は魔法が使えないんじゃないの??」
「まぁこの武器が、、何ていうか、、魔力を使ったり魔法陣などを書いたりしなくても魔法が撃てるんだよ」
「それっていいのか?その杖?みたいな武器を使っても」
「まぁ魔法が出せるだけだよ、、、別に大したことはないよ」
「いやいや魔力無しで魔法を出せるなんてチートイじゃん、、、しかもあの反応速度は何?人間じゃあの反応速度は無理だよ」
「まぁまぁ」
なんか申し訳ないな
隼人が僕の肩を軽く叩いた
超痛かった
力を抑えてくれよ
痛みによって落ちた魔法銃を隼人が拾って僕に渡した
少し魔法銃が軽く感じた
「読書っ流石だぜ、、まぁアイスは譲らないけど」
「ほぉ、、、それはどうかな」
「くくく」
「決勝でまた会おうぜ、、、隼人が勝ったら昼の件(リリスさんによる魔法自慢)は許してやるよ」
「それはぜひとも勝ちたいな」
「続いて隼人さんとリリスちゃんの試合です」
「行ってくるわ」
「魔王様と、、、魔王様っ本気出してくださいね」
「おっおう」
隼人のやつ、、楽しそうだな
やり返すか、、
僕は隼人の肩に少し力を入れて叩いた
「頑張れよ(ニヤリ)」
「おぉやってやるぜ」
隼人とリリスさんは
位置についrた
何秒か無音が続き
クレアが炎の弾を空中に放った瞬間
隼人とリリスさんが
ほぼ同じくらいのタイミングで
隼人は手から
リリスさんは杖から
闇魔法を繰り出した
「ーーーッ」
結果
二人とも的が残った
引き分けだ
「ひっ引き分け、、、ですぅ」
「いいえ、、、私の負けです」
リリスはクレアが居る所へ走って向かった
「いや、、引き分けですよ」
「魔王様は、、、手で魔方陣を作り、、私は杖、、これは私よりも杖のおかげで勝てた事になります」
「そうか、、、、」
「そうですか、、」
「それもそうですね」
「リリス」
「この試合は隼人さんの勝ちです」
「どうだぁ隼人っ勝った気持ちは」
「なんかもやもやするなぁ」
「最後、、決勝です、、隼人さんと読書は位置についてください」
「どうだ隼人、、、僕に勝てるか?」
「絶対に勝てるぜ」
僕と隼人はいつもの位置についた
50秒くらいの無音が続いた
長かったとても
クレアが空中に炎の弾を打ち上げた瞬間
僕は引き金を引いた
隼人は闇魔法を繰り出した
「なっ」
「くくく」
魔法銃から花がさき出た
隼人のやつ、、、やりやがったな
結果
僕の的が残り
隼人の的は消えた
僕の負けだ
仕組まれたか、、、
多分、、魔法銃を拾ったときに細工でもしたのか
くぅー
やられた
「あれ読書、、お前、、魔法銃はどうしたんだぁw」
「ーーーッ、、お前、、覚えてろよ」
「くくく怖いあなぁ」
「えーと読書の不発により隼人さんの勝ちです」
「アイスは俺のものだったな、、読書」
「そうだな、、おめでとう」
「冷たいなぁ、、、アイスを沢山食ってやるーーーッ」
この後隼人はアイスの食い過ぎにより
1時間、、、トイレと付き合うことになりました
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