第66話 ゲーム?


「読書〜楽しかったか?」

「なぁ隼人、、墓を建てたいなら何処がいい?」

「2人とも、、喧嘩はやめて」


隼人のせいで

魔法とは縁のない僕が

4時間も使ってリリスさんの魔法講座を聞いていた

まじで頭が狂いそうになった


「まぁ読書が魔法を知ることが出来たし、、、ナイスだっリリス」

「ありがたきお言葉です」

「隼人、、、覚えて居ろよ、、後でな」

「くくく、、覚えておいてやるよ」

「皆さん次は帝国で1番有名なゲームをしに行きませんか?」

「ゲーム?」

「ご存知無いのですか!?」

「はい、、、」

「読書って洞窟の中に住んでいたとか、、」

「失礼な」


まぁでも

ゲームって

どんなゲームなんだ?

帝国で1番って

気になるなぁ


「付いて来てください」


僕たちはクレアに言われるがままについて行った

隼人と僕はどういったゲームなのか

少し楽しみにしていた


王城の廊下をしばらく歩いた


「着きました」


クレアに連れてこられたのは

木で出来た王城の中にしては普通ーな扉の前だった

一応、、鍵が付いて居る


「此処は?」

「ゲーム場です」

「へぇ」

「なぁ読書、、」


隼人が小声で話しかけて来た


「なんだよ隼人」

「此処にお前が好きな漫画とかラノベとか萌えゲーとかあったら」

「天国だな一生住み着くーーーッ」

「変わらないなぁ」

「親方 、なんのゲームだと思いますか?」


リングが僕の耳元に近づいて話して来た


「うーん、、ボードゲームとか、、かなぁ」

「そては一体?ボードゲーム?」

「えっ知らないのか?」

「はい、、」

「皆さん入りますよ」


クレアが持っていた鍵を使い

扉を開けた


「えぇ!」

「なんだよこれ」

「広いですぅ」


学校の体育館並みの広さな部屋で

壁や地面は鉄などの金属をふんだんに使っており

壁には的見たいな者が描かれており

地面には一定の距離に線が描かれていた


「誰かいる、、、」


左奥で黙々と魔法を壁に書いてある的に撃っている人がいた


見たことある鎧

見たことある赤髪

アキさんだ!


でもなぜ此処に


「アキ様ーーーッ」


クレアがアキさんに向けて手を振った


「あっ王女、、それと、、読書さん!ミラちゃん!」


アキさんがこっちへと走って来た


「どうも、、、」

「アキさん!どうして此処に?」

「まぁ魔法の訓練だね、、王女に化してもらって、、そっちこそどうして此処に」

「えーと、、、クレアがゲームしようって連れて来て」

「ゲーム?」

「はい」

「あー魔法の射撃ゲームの事ね」

「ご存知なんですか?」

「もちろん、、このゲームの帝国チャンピオンですから」

「えぇ!」

「チャンピオンーーーッ!?」


マジで

魔法なんとかかんとか

ってゲームでアキさんがチャンピオンなんだ


流石Sランク冒険者




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