第23話 これが帝国




昨日は散々んだった

あの親バカ無能神のやろー、、娘と一緒に寝るには構わないが、、何で僕が地面で寝れないといけないんだよ、、おかしいだろお陰様でよく寝れたわ、、何故だ!?


あと今日何故かギルド長と会う約束をした

たしか、、午前3時に特別待ち合い室で待ってるとかなんとか、、、


あと2時間あるのか、、

お腹すいたし、、ギルド食堂で何か食べるか


僕は宿から出てギルド食堂へ向かった


この街には少し慣れた

違和感はまだある、、

なんせ都会っ子だからな、、、


道も余り整備されて居ないし

靴は皮だし、、スニーカーが恋しい

服はコートを着て居るし

今は夏だから、、すごく暑い


気分は最悪だ、、、

この世界にはセミが居ない

そのため

あの忌々しい音を聞かずに済んだ

なんか寂しいけど


隼人の奴、、ほんと何処に居るんだよ

違う世界って何だ?

僕よりも早く転生してるよな

どのくらい、、早く転生して居るんだ?

あいつがスキルとか魔力とかがチートレベルだったら、、覚えて居ろよ神様っ!?


=========視点 3人称

「うぅう急に寒気が神でも風邪を引くのか、」

天界の玉座に座る神様が何故か寒気を感じた

=========視点 読書


ふぅー着いたぞギルド食堂

第二のキッチンだ、、作らないけど、、


僕は扉を開け中に入った


「おぉ!?いらっしゃい」


机を拭いて居た副店長が挨拶してくれた


副店長に言われるがままにカウンターに座った


「水置いときます」

「あっえっありがとうございます」

「ご注文は如何なさいますか?いつものですか?」

「えっあっ痺れきのこのシチューで、、」

「いつものですね、、かしこまりました」


副店長は厨房に向かった


いつものって

これでまだ5回目だぞ

でもなんか、、かっこいいな


うーん

ギルド長に呼び出しされた

僕が何かやってしまったのか?

うぅ、、学校の三者面談と同じくらいの恐怖だ


楽しくご飯食べたいのに、、、


異世界って住めば都なのか、、、

まぁ元の世界に僕の居場所なんか、、、


ミラさんが良く街の人と会話して居る所をよく見かけるなぁ、、、コミュ力高いからなぁ

僕は慣れて居ない人と喋ると必ず最初に

“あっえっ”て付くんだよな、、、何でやろ

同じ人間なのに、、いや死神だ、、たまに天使になるけど(可愛くて)


そうこうして居ると、、料理が届いた


「いつものです」

「あっえっ、、ありがとうございます」

「ごゆっくりと、、、」


なんか、、変な気持ちだ


あーとりあえず食べるか


「ーーーッ、、やっぱこの痺れ具合だよ」


美味い!?ピリピリして居る所が旨みと噛み合って手が止まらない(麻痺)


5分もしないで食べ終わった

僕は時計を見た、、あと1時間ある


とりあえず僕は会計を済ませ

外にでた、、


「暑っ!?」


エアコンが無いのに室内が涼しいのは何故だ?

うーん魔法かな?


この1時間どうしよう


街を探索するか


外国に行った気分で僕は街をまわり始めた


人影のない所を通ろうとした時


「おいてめぇ」

「えっ?あっえっぼっ僕ですか!?」

「てめぇしかいねーだろ

「ひぃい」


やばいやばい、、終わったぁ


背後から

身長役2mのムキムキマッチョの髪型目隠れマッシュで耳にピアスをつけて居るタンクトップを着ている男がいた


多分、、これまずい


「此処は俺の縄張りだ、、勝手に入ったよな」

「えっあっ」

「お前、、生きて帰れると思うなよ」

「ひぃい」

「まずは、、頭からな」


男が僕の頭に向かって殴り掛かってきた


僕はそれを避けた


「なっ!?」

「ふっふっふぅー」


舐めるなよ僕はこう見えて反射力999だからな


「くそっ、、、これはまぐれだ」

「仕返しだっ」


僕は殴り掛かった

反射力以外のステータスは中1の女子と同じくらいだ、、レベル30だが何故かステータスが上がらない、、神にいくら言っても

「うーんわからん」と返してくる


そのため

軽くパンチを受け止められた


「何だこれ、、まさかパンチじゃねーよな」

「えっあっ」

「舐めるなよBランク冒険者を!?」


えっbランク冒険者!?

やばい勝てっこない


僕に向かってまた殴り掛かってきた

距離が近かったから

スピード的に避けられなくなった

絶対絶命だ


        死ぬっ(3回目)


「何やってるの、、そこの君ら」

「げっギルド長!?」

「ギルド長!?」


男はギルド長が来たことを知って

殴るのを辞めた


「何をやって居たのっ?」


うわー怒ってるー


「いやーあのーそうそうコイツと遊んで居たんだ」

「嘘はよしなさい、、最初から見て居たわ」


えっ最初から!?

なら何で助けてくれないの


「読書君!?貴方を探して居たわよ」

「え?あっもう4時!?!?」

「何故コイツがあのギルド長とどう言った関わりなんだ!?!?」

「あんたがそれを知るの事はないわ、、」

「え?何故だ」

「わかんないの、、殺人未遂よ」

「嘘だろ」


この世界にも法律ってあるのか、、、

さよなら、、チンピラさん


「嘘だぁああ!?」


男が人影のない路地裏から逃げ出そうと走った


「まったく」


ギルド長の足元にある影が

男の所へ物凄い速さで伸び


「うおぉっ」


影が男の足を巻きつけて

こっちへ引きずり込んだ


怖すぎるだろ、、何だこれ

余り怒らせないようにしよう

あっ遅刻で怒られるじゃん、、終わった


一緒に路地裏からでた

隣の建物がギルドだった


ギルド長が男を他の職員に渡し

僕を特別待ち合い室に連れて行った


特別待ち合い室に入ると

中にミラさんとアキさんが居た


部屋は

長い机を挟んで椅子が10席あった

部屋の壁は貴族の部屋みたいな

装飾がされて居た


ミラさんとアキさんは仲良さそうに隣同士で座っており、その反対側に僕とギルド長が座った


「遅すぎるよっ」

「1時間も待ったんだよ!?」

「ごめんほんとごめん」

「まぁまぁ」

「君たち本題に入ろうか、、この街はご存知の通り帝国の1番東にある街だ」


これが帝国の一部!?!?



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