第18話 合成の力



============ 契約される直前 視点 読書


あっあれ、、、此処は、、

あぁ、、死んだら来る、、何も無い暗い空間だ


やっぱ、、夢じゃねーのか、、、

本当に死んだんだな、、、


はは、、ミラさんも居ないし、、、

アキさんに申し訳ないな、、、


隼人、、あぁ、、一度も会っても無いのに、、


考えてもしょうがない、、、

何も考えない、、何も考えたく無い、、、


あれっ、、体が熱い

体が無い?のに、、熱いと感じるんだ、、


は、、は、、はは


あれっ、、目の前に、見たこと、、

あるゲートが!?


目の前に突如現れたゲートに吸い寄せられた



気付いたら、、元の体に意識が戻った


「えっ?生き帰った!?」

「へ!、良かったぁあぁ」


ミラさんが

僕の体に泣きながら抱きついて来た、、


一瞬、、頭が真っ白になった


泣きながら、契約と合成の説明をしてくれた


えっあっ、、、口移し、、、確かに感触が、、


再び、、頭が真っ白になった、、

うん、、深く考えるのはやめよう


僕は、、まだ、、あの怪物が気になっていた


「えっ、、あの、ミラさん、」

「へ?どぉなされまじたか、、」

「えっ、あのコカトリスってどうなったの?」

「え?コカトリス?見つけたんですか?」

「えっ、、あぁ、、僕を殺した奴だよ、、」

「あっあれは、、ドラゴンですよ、、」

「え?」


えっドラゴン、、ファ!?

マジかよ、、そらー死ぬよ、、、


周りを見渡したら

木や草が燃えて居る音が聞こえた

ドラゴンが燃やしたと確信した僕は


「ミラさん、コカトリスって見つけました?」

「ううん、、」

「そうだっ⁉︎あのドラゴンを討伐しようよ!?」

「バカなの、、、」

「合成を使ったら、、ワンチャン、、」

「でも、、、」

「大丈夫だ、僕は君が居れば死なないからな、、安心しろ、、」

「もぉ、、知らないよ、、」

「はは、、」



燃える音が聞こえる所へ向かった

僕とミラさん

ミラさんから受け取った、、魔法銃を構え

心の中で


<合成っ>


左目が充血になり

左顔に流れている血管がくっきりと見えたり

左手の甲に魔法銃と鎌がクロスされた

タトゥーの様なものが浮き上がった


体全体が熱くなった

血が流れるスピードが速くなり

いつもよりも圧倒的に速く

エネルギーを消費していた


<ステータスっ>


Lv 不明/100


パワー 不明

知能 不明

ディフェンス 不明

体力 不明

精神力 不明

防御 不明

反射力 不明


そうか、、、やっぱチートやな


僕は全力ダッシュで走った

ミラさんも同じくらいの速さで走った


だいたい15秒でドラゴンの元に着いた



「ふっ、、先手必死!?」


<炎っ>


魔法銃から出てきた炎の弾が

ドラゴンの目に当たった、、、


「グワッズゥウ、、、ドォオン」


何故か、、爆発した

ドラゴンの体が木っ端微塵に吹き飛んだ


「え?」

「へ?」


直ぐに倒せてしまい


ミラさんはドラゴンの死体を

口を開けながら見つめており


僕は自分の手を見つめていた


また頭が真っ白になった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る