第16話 絶望の嵐




はぁはぁ、、はぁ

異世界の登山を甘く見ていた自分を殴りたい

頂上が見える、、、


だいたい100mくらいか、、、行けるな

ミラさんは相変わらず、、元気に歩いているな、

改めて死神ってチートだな、、、


あぁ降るのが、、、めんどくさいな

考えただけで、、うぅ頭痛い


そうこうしている間に

ミラさんが頂上に着いた


僕はあと30mくらい残ってる


「おーい読書さーん!?」

「おぉどうしたー!?」

「わぁけ○ぁあーす!?」

「えぇ!?なんて言った?」

「だから、、わぁけ○ぁあーす!?」


遠すぎて何言ってるか、、本当にわからない

まぁ、、後でなんて言ったか、、聞いてみるか


そうこうしていると、、僕は山頂に着いた


山頂には木や草が沢山生えていた

いきなり雰囲気が変わった、、不思議だ


「はぁ、、はぁ、、着いた、、ミラさん、、」

「ほら、、、別れ道だよっ」

「あぁ、、別れ道って言ったのか、、本当に別れ道だ、、、」

「どうしますぅ?」


うーん

右か左かで道が続いて居るのか?


ここは


「じゃ僕は右を選ぶ」

「へ?私はひだりですぅー」

「決まりだな、、、」

「はいぃ」

「それじゃコカトリスを探すぞおおお」

「おー!?」



僕は右

ミラさんは左と

別々の道を歩く事にした



あれっコカトリスって、、どんな感じだ?


<魔法銃っ>

何も無い空間から魔法銃が出てきた


よーし

ちょと初めて使うから

少しだけ試し撃ちするか、、、


うーんじゃあ


<炎っ>

____ボォウッ

僕は木に向かって魔法銃から炎の弾を撃った

木が燃えながら倒れた


おっ、、まぁまぁの火力じゃねーか


うーんこれって、、、迷わず帰れるのか?

不安に思いつつも、、、、道を進んだ


はぁ、“隼人”のやつ今頃、何して居るのかなー

まぁ、、“隼人”の事だし、、死ぬのは、無いか

“隼人”の奴、、RPGゲームで“魔王”を愛用して居るから、、”魔王”だったりして、、、

それは無いかぁ流石に、、、、


ミラさんは今何してるんだ?


コカトリスって本当に此処に居るん?

居ないじゃん!?全く、、、はぁ、、



___ドォン、、ダァン、、ブォアー


なんだなんだ


この先に何か居るぞ!?

コカトリスか!?

よーし、、早く討伐するぞーー


音があった方向に僕は走った、、、


そして、、、



おっおい、、嘘だろ、、これはっ



=====(ギルド内)3人称視点


「大変ですっ!?」

「どうした!?」


受付の人が慌てて

特別待合室に入った

アキさんとギルド長に呼びかけた


「ポイズンアルプスの頂上に、、Sランクのドラゴンが発見されました、、災害レベルです」

「ふぇ!?嘘でしょ、、読書さんとミラさんは!?」

「わかりません」

「なっ!?私、、行くわ!?」

「アキさん!?」

「でっでも、、そうしたら、、」

「命より取引が優先なの!?」


アキさんはキレ気味でギルド長にどなった


「うぅ、、わかったは、、」

「それでこそギルド長!?」

「無事であって、、読書さんミラさん、、」



=====山頂 (読書視点)



「デカすぎだろ、、このコカトリス!?」


目の前には

大きさ約25mの怪物が居る


おいおい

コカトリスってドラゴンみたいだな

なんか黒いし、、、


倒せるのか、、これ

コカトリスってめちゃくちゃ強いのか!?

あの、、ギルド長め

アキさんとパーティをわざと

組ませないようにしてるな!?


許さんっ!?



とりあえず逃げっ、、、だめだ

逃げられない


行動が読まれてるっ

殺るしか無いのか


「グガァァァァァ」


って気付かれた!?!?

まずい


不意を突く作戦が出来ないっ!?

正々堂々、、正面でやるしかねーのか


「先手必勝!?」


<サンダーっ>


カミナリの様な弾が怪物に当たった


「手ごたえはあった!?」

「グゴォオオオ」

「えっ!?」


ドラゴンが赤い稲妻を撃った


えっあっやばい

死ぬっ!?


「ガハッダァッ」


やられた

胸を貫通させられた

あぁ


やはり走馬灯は無いのか、、、


せっかくの異世界、、

隼人、、僕は先を行くよ、、


僕はそのまま倒れて

死んだ




手に持っていた魔法銃が落ちた反動によって


「バァッン」


上に向かって発射した、、炎の弾が、、、



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